私は、長年モラハラに耐えてきて、途中で何度も逃げようとしました。
でも、気付いたときにはすでに結婚していて、帰っておいでと言ってくれる実家もなく、経済的な自立もできておらず、我慢するしかありませんでした。
子どもが生まれたら夫婦関係が変わるかもしれない、という期待もありましたが、事態は悪化していくばかり。
なぜ、こうなってしまったのか。思い返したときに、私がDV彼やモラハラ夫と知り合った頃、圧倒的に自信がなかった事実に気付きました。
これから恋愛・結婚する人に、モラハラ被害を避けていただくために、今感じていることをお伝えできればと思います。
自信のなさは恋愛では補填できない
私が夫と出会ったのは、20代の半ばくらいでした。当時の私は、何をやっても上手くいかず、ストレスから体重も増え、自信をどんどんなくしていました。
そんなときに夫と知り合い、距離を縮める中で、この人を逃したら一生一人かもしれない、そんな不安を感じてしまいました。
今思えば、20代半ばなんて全然若いし、何にでもチャレンジできる年齢だし、体重が増えたといっても標準より5kgくらい多いくらい。
ちょっと食生活を見直して、やりたいことをスタートしたら、自分らしい毎日を過ごせたはずなのに、自信のなさから恋愛に逃げてしまいました。
しかも当時は、妥協して夫を選んでいました。
今の私に見合うのはこのくらいの人、好きで好きで仕方なくて、結婚した訳ではなかったのです。
後から分かったのですが、夫も同じように、自分に自信がないタイプでした。自信がないから、自分を強く見せようとふるまい、モラハラに発展していきました。
今思えば、大切な自分を守れるのは、他でもない自分だけ。
だからこそ、自信を持てずに過ごしているなら、不安や自信のなさを恋愛で埋めるのではなく、自分自身が好きになれる自分を目指してほしいな、と思います。
自分の価値が上がれば、自然とそれに見合う相手を見抜けるようになります。異性に頼らなくても、自立できるようになって、心に余裕が生まれます。
これからの未来を棒に振らないためにも、これから恋愛・結婚を選ぶ人は、自信を持つところからはじめてみてください。
自信を持つにはどうすればいい?
若い頃は自分に自信がなく、恋愛に逃げてしまった私ですが、育児をしながら資格を取得し、現在は自分らしく働いています。
私が自立すればするほど、言うことを聞かせられなくなるため、モラハラ夫との距離は開いていきました。夫は結婚後も自信を持てず、私や子どもを従わせることで、メンタルを保っていたのだと思います。
周りでも、ハンドメイドショップを開いた友人、勤務先の企業でキャリアを積んだ友人など、年齢を重ねる度に、カッコよくなっていく例をたくさんみてきました。
友人達の姿からも、資格を取ったり、やってみたいことにチャレンジしたりという一歩が、自信あふれる未来を創っていくのだと感じます。
自分にかけるお金がない、という場合は、ボランティア活動などに参加して、周りから感謝される自分、社会の役に立っている自分に出会えると、自信につながっていくと思います。
恋愛しかない、結婚がゴール、ではなく、一人でも楽しく過ごせる環境を整えて、満たされた状態で相手を見つけると、モラハラ男性に出会いにくくなります。
私は気付くまでにかなりの時間をかけてしまいましたが、理解できて良かったと心から感じます。
思い当たる部分がある方は、自分のための行動を取り入れて、自分の価値を高めて、モラハラやDVに負けない心を育ててみてください。
世の中からモラハラ被害が少しでも減りますように🌸