そして二人で外に出て、しばらくしてマスターが戻ってきた。
マスターは「帰らない」と言い張る夫を、とにかく帰したと言った。
「いつもこんなのか?」
「うん。いつもそう。私としたら訳わからなくて・・・
ごめんね。マスター仕事もあるのに、私たちに付き合ってくれて・・・
こんな感じで・・・本当にごめんね。
でもね、本当にもうダメだと思う。 もう無理・・・もうたくさん・・・・」
私は泣きじゃくりながら謝った。
「オレの事は気にしなくていいよ。 あいつ短気なところあるし・・・
リナちゃんも今日のあいつのしたことは許してやってくれないかな?~」と言われた。
私は、きちんとわかってもらうために、マスターに「モラルハラスメント」について書いてある
紙を渡した。
「これ読んでみて。 あの人がそうかどうかはわからないけど、私が感じてること・思ってること・
そして、精神も少し病んでるのかな?って自分で思う事・・・
これにあてはまるんだ・・・・」
マスターはその何枚もあるA4用紙を一気に読み出した。
だいたい目を通したところで
「あいつ、こんな事してるの?」と聞いてきた。
「全てじゃないけど・・・同じこともあるし・・・何よりもあの人が怖いの・・・」
「だから、リナちゃん旅行に行ったり・・・アイツと一緒にいたくなかったの?」
「うん。少しでも一緒に居る時間がないほうがいい時もあったから・・・
旅行行く前もね・・・・いろいろあって・・・・
逆にあの時、旅行に行ったから、今までやってこれたかな?みたいな・・・・」
「そうか・・・わかった・・・ この紙もらってもいいかな?」
と言われたので、マスターに渡すことにした。
旅行に行ったときの事などを、夫はきっとマスターに愚痴っていたのだろう・・
(夫を置いて、勝手に旅行なんかに行って・・・・)みたいな事を言っていたのだろう。
マスターはそんな口ぶりだったから・・・
その時、友達の京子から電話が入った。
今日、夫と話し合いをする事を知っている京子が、
心配をしてかけてきてくれたのだ・・・・
「リナ? 大丈夫? ○○さんとまだ話ししてるの?」
「ううん・・・さっきね・・・また怒っちゃって・・・」
「もしかして 京子ちゃん? 変わって!」
とマスターに電話を換わって、京子がここに来ることになった。
意外と早く、京子が居酒屋に到着して・・・
「どうだったの?怒って帰ったって?・・・・」
マスターが先ほどの事を、京子に説明した。
京子は
「アホやな~ ○○さんて、なんか子供より訳悪くない?
なんか、ほんといつも同じ事の繰り返しった感じだね~」
「オレもそこってキレルところかな?~って思うんだけど・・・
まぁ アイツ、そんなところはあるけどな・・・
それに、さっきリナちゃんにもらった紙読んでさ~
オレも思い当たるフシがあるんだよね。」
それは、とあるバーの飲み代がぼったくられてると言うことを、
夫が言い触れ回っていたのをなぜが、マスターが言っていると言う事になって、
そのお店の人に勝手な噂を言わないようにとマスターが言われたらしい。
「だから、オレも、あれ?!
なんでオレが言ったことになってるんだろう?って思ったけどさ~」とマスター
いつもそうなのだ。
自分が言った事を、他人が言ったように人に言う。
常に責任転嫁の男だ。
あくまでも、自分が悪者になりたくないのだ。
小させ~男だ!
(結婚の前に気が付けよ!・・・・)
そして、この時の出来事を・・・・・・
またもや、夫は・・・・
続く・・・