部屋に戻ると、申し訳なさそうに夫が私を見ていた。

私は、先程の嘘を聞いて、夫とどのように接していいかわからなかった。


夫が「ごめんな・・・」と言ってきた。

私は、さっき義母から聞いた嘘を話すかどうか考えた。


「ほんとにごめんな。」


「姉に離婚したいっていったんでしょ?」私はあくまでも穏やかに話しをした。


「そんなこと、これっぽちも思ってないよ。」

「あの時、オマエの幼馴染が出てきて、オレに怒鳴ったやろ。

オレあれで、頭がカァ~っときたの。リナに腹たってたんじゃないから。

それで、あんな事口走ってしまった・・・ ごめんな。」


「幼馴染、怒鳴ってないよ。私、あの時幼馴染の後ろにいたもん。」


「あの人、怒鳴ったやん。そやから、なんでオレとリナの事やのに

この人に怒鳴られなアカンのやって思ったの。」


私は夫の話を聞きながら、本当にこの人はこういう状況だったと

思っているのだろうか? 

作り話をしているという事をわかって言ってるのだろうか?

私は黙ってケンカになった最初から思い出していた。

モラワ~ルドに入会してしまった私には、もしかしたら私が勘違いをしているの

かもと不安になったからだ・・


最初は結婚式をどうするかで夫が怒り、無視をし私が姉の家に居ると怒って電話を

かけてきて・・・そして姉の家に襲来してきて・・・

家の前で怒鳴り散らし・・・その声を聞いて幼馴染が声をかけた・・・


考えても最初から夫が怒鳴り散らしていただけじゃないか!


それを・・この人はなぜ? あくまでも人のせいにする気なんだ。

私はきちんと事の流れを夫に話したほうがいいのか迷った。

この人が自分の悪かったところを認めない限り、この性格は直らない

のではないか?と考えた。


そんな時、夫が

「オレな、カギ忘れて入られんかったんや。それでリナにカギポストに

入れておいてってメールしたやん。でもリナ怒ってるから、カギ入れておいて

くれてないやろなと思って、カギ屋呼んだら、特殊なカギだからって

ドアのノブごと取り外してもらって中に入ったんや。

それで後で、ポスト見たらカギ入ってて・・・あ~先にポスト確認すれば

よかった~と思ってさ。」


またしても私は愕然とした。

オマエは子供か~と叫びたかった。


嘘をついて、人のせいにして、その上カギか~?

この人って・・・ この人って・・・・


ホントはバカ???


あまりにもマヌケな話しに、私は話し合う気力さえなくなっていた。

あまりにも呆れすぎて・・・・


カギの話しだけだっら、きっと笑い話ですんだだろう。

しかし、それまでの過程を考えるとすでに笑えない状況だった。


夫が「ちょっとこっちにこい」 あくまでも命令口調・・・

そばに行くと、

「ほんとごめんな」と言ってくる。

私は、

「もう二度とあんな風に怒鳴られるのもイヤだしこれからは

絶対にしないでくれる?」


「もうしないから。 絶対しないから・・」と言った。


この言葉は、モラワ~ルドでは上等文句だったのですね。

「もうしません」 3歳児でも気をつけると思うのに・・・


そして、これ以上何か言ってもこじれるのがイヤで何も言わなかった私。


3歳児よりアホな旦那とこの先、私はまだ生活をしなければならなかったのです。


そして見事、両親にケツを拭いてもらった38歳の夫なのでした。


モラワ~ルドの世界はまだまだ続く・・・・