最終順位
優勝 キューバ
準優勝 オランダ
3位 キュラソー
4位 日本及びチャイニーズ・タイペイ
各賞発表
ベストヒッター / ヤシエル・サントーヤ(#41・キューバ)
ベストピッチャー / ディエゴマー・マークウェル(#36・オランダ)
ホームランキング / オズワルド・バスケス(#31・キューバ)
最優秀選手 / ルルデス・グリエル(#91・キューバ)
最多人気投票 / ドゥウェイン・ケンプ(#7・オランダ)
最優秀新人 / クリスティアン・ディアス(#32・オランダ)
ドナルドバックスアワード / ライリー・レヒト(#30・キュラソー)
最優秀新人賞のクリスティアン・ディアス選手
最多人気投票3位の木戸地一希選手(日本チーム主将)
ワールドポートトーナメント2015はキュラソーや日本も出場している事もあり、各方面から注目度の高い大会になりました。その中でも目を引いたのがキューバの注目度の高さ。もちろんメディアではなくMLBからの注目です。今大会はこのブログだけではなく主催者側で記事を書いていた事もあり、毎日球場にいました。大会期間中見かけたスカウトは15球団。日本でもお馴染みのボストン・レッドソックス、シアトル・マリナーズ、サンフランシスコ・ジャイアンツetc…。よく隣に居たサンフランシスコ・ジャイアンツのキューバ担当マネージャーと話をしましたが、彼はU-12、U-15から今回のシニア年代まで全カテゴリーのキューバ代表を追っていました。その背景にはアメリカとキューバの国交正常化への動きも多分にあるようです。
残念ながら大会期間中に見かけたNPB、独立、メディアと日本人の方はいませんでした。日本代表以外の日本人関係者は私だけでした。寂しい限りです。日本やアジアでも国際大会があるのでわざわざヨーロッパに来る意味もないのですが、そうしている間にMLBはヨーロッパ野球、球界にどんどん投資をしています。ヨーロッパでは各地にMLBのアカデミーもあり、MLB主催のトーナメントも開催されています。
日本に情報が入ってこないだけで、ヨーロッパにも良い選手はいます。また日本側も英語が不得手な為、ヨーロッパにアプローチが出来ていません。NPBには英語でも中国語(繁体)でもホームページが無い球団があります。これはさすがにドメスティック過ぎると言わざるをないです。
ヨーロッパはサッカー人気が圧倒的に強いので、ビジネス市場としての成長は微々たるものだと思います。ただ選手単体で見れば、今後面白い市場になるのではないかと思います。NPBでも試合に出る事が出来るレベルの選手もいます。
まだまだ北中米からの助っ人外国人獲得がほとんどですが、今後このような活動を通してオランダを中心としたヨーロッパ野球と日本野球の交流の一助になればと思います。
チャイニーズ・タイペイとのユニフォーム交換中
WPT2015日本代表・阪神ジャパン