【dark side】名残 | 秋 浩輝のONE MAN BAND

秋 浩輝のONE MAN BAND

はじめに言葉はない

快楽の余韻を味わうのは人生のひそやかな楽しみだけど、達成出来なかった悔恨を引き摺るのは耐えきれない

 

蠢動を失い、呻き声を漏らす

 

律動する押韻を踏むのは詩行のささやかな楽しみだけど、無意味で不条理な文節の中で浪費するのは耐え難い

 

感性を失い、呻き声を洩らす

 

明日への走力

明日への脳力

明日への性力

そんなものは一向に湧いてこない

 

でも

名残惜しくて

名残惜しくて

名残惜しくて

君をいつまでも抱きしめている