米倉涼子主演のドラマは、なぜ当たるんだろう。「私、失敗しないので」もそうだったが、一話完結の勧善懲悪で、キップのいい姉さんが、ギリギリの時間まで引っ張って、バシッと最後に決めるのは見ていて気持ちがいいのはたしかだ。最終回も方程式通りだった。エンタメ的にはそれでいいのかもしれない。
ただ、最終回を見て思ったのは、5秒後に起こるシーンやセリフの予測がつき過ぎるのもなんだかな~ということだった。たとえば裁判で敵側の海崎弁護士(向井理)は、米倉に不利な証拠の動画を開示するのかと思いきや、海崎側の天馬弁護士会会長(小日向文世)の偽証を暴く動画を開示するという「裏切り」をやってのけるのだが、これは事前に予測がついてしまった。二つの動画を収めたそれぞれのSDカードのデザインがまったく同一のものだという伏線があったのだ。向井にも弁護士としての良心、そしてかつて恋人だった米倉への想いが残っていた訳である。さんざんあくどいことをやってきた小日向は向井に裏切られて、真っ逆さまに墜ちていく。
小日向は虫の居所が悪いと、秘書の女性(宮本茉由)のブラウスの胸元からワインをドバドバ入れたり、頭からぶっかけるなど、日頃からパワハラ(サディスティック)行為を繰り返してきたが、立場が逆転すると、彼女から「今日をもって退職させて頂きます。お世話になりました」と言われたあと、顔面にワインをぶっかけられた。なかなか爽快な反撃だった。これも、「あぁ、小日向さん、やられるぞ~!」と事前に解ってしまったけど(笑)
小日向文世 VS 宮本茉由
ワインを宮本の服の中に流し込む小日向
ワインを宮本の頭にぶっかける小日向
小日向の顔面にワインをぶちまける宮本…一発でカッコよく決めた♡
暴力団と金銭授受してる風なフェイク写真がマスコミにリークされ、弁護士バッジを外した米倉の汚名は、米倉自ら起こした裁判に勝訴することで完全に晴らすことができたわけだが、米倉は弁護士には戻らなかった。たぶん、趣味の電車に乗って駅弁を食べながら、どこかに消えていくのだろうと予測していたが案の定だった(笑) 予測(期待)した通りにストーリーが進行するのは悪くはないが、2割程度は予測を裏切る展開であって欲しいと望むのは贅沢だろうか。
小鳥遊翔子元弁護士(米倉涼子)とポチ弁護士(林遣都)
米倉の元恋人海崎勇人弁護士(向井理)




