佐々木蔵之介&黒木瞳、中山美穂&藤井流星、石川恋&高田純次……それぞれ不倫カップルである。ちなみに、佐々木蔵之介と中山美穂は夫婦、石川恋は二人の娘、藤井流星は石川恋の元婚約者である。もしも藤井流星と石川恋が結婚していれば、中山美穂は藤井流星の義理の母親になっていた。つまり藤井流星と中山美穂は親子ほど年の離れた不倫カップルなのだ。最終回は、いずれの不倫カップルも成立してしまうという、ある意味、ハッピーエンドとなっている。
その根底には、佐々木蔵之介と中山美穂の離婚がある。最終回、佐々木蔵之介の仕事上のゴタゴタが解決し、久しぶりにキスをするなど、いいムードになっていたので、ここで引き返すのか…と思わせておきながら、あっさり離婚してしまった(笑) それは佐々木蔵之介の心の中に、もう自分はいない、別の女(黒木瞳)がいると中山美穂が気づいてしまったからである。離婚成立によって、2組のカップルは不倫でなくなり、みんなイキイキし始めた(笑) めでたし、めでたし! ただし、石川恋と高田純次は別の話だ。高田純次は妻と別れてないからである。ま、石川恋が藤井流星の元婚約者だったこと以外、ドラマの本筋との因果関係はない。このふたりの不倫は原作の漫画にはなく、TVのオリジナル・ストーリーだそうだ。
不満だったのは、高田純次の妻が佐々木家に乗り込んできた時、「主人にはヘンなクセがあるんです。若い女性は耐えられないかも…」と思わせ振りに言っておきながら、それがなんなのか明かされなかったことである。悪い意味で予想通りだ(笑) ちゃんと伏線回収してほしいものだが、フジテレビ・クォリティなので、仕方あるまい(笑) また、「主人とは絶対に別れません」と言っていたので、二人がイギリス不倫旅行を終え帰国したあと、一波乱あるのは必至だろう(笑)
ドラマ中、高田純次のセリフが一言もなかったのは面白かったが、25歳(実年齢)の美女石川恋が超イケメンの藤井流星をフって、71歳(実年齢)のエロジジィ大学教授高田純次に惚れた理由はなんだったのだろう。愛に年の差は関係ないとよく言われるが、あまりにもリアリティが無さ過ぎるし、そもそも、このストーリーのなかで必要だったのだろうか。
佐々木蔵之介&黒木瞳
藤井流星&中山美穂
石川恋&高田純次
佐々木蔵之介&中山美穂
このドラマは3話くらいからなんとなく観るようになったが、いつの間にやら、毎週楽しみになってしまった。人間の生臭さを、爆笑しながら上から目線で観るのは楽しいものだ。俗物根性はある一面、人間らしさの証でもある。面白いのは、それぞれが自分のことは棚に上げて、倫理的に正しいことを言うことである。佐々木蔵之介は娘の石川恋に、石川恋は父親の佐々木蔵之介に「不倫はやめろ」って、いったいどの口が言ってるんだ(笑) ま、こういったハチャメチャな不倫コメディ劇場も気分転換に悪くはない。



