TVドラマを観る4 中学聖日記 | 秋 浩輝のONE MAN BAND

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はじめに言葉はない

中学聖日記

教師と生徒の恋愛モノのTVドラマといえば、『高校教師(1993)』真田広之&桜井幸子 もしくは、『魔女の条件(1999)』松嶋菜々子&滝沢秀明がすぐに思い浮かぶが、前者は男教師&女子高生、後者は女教師&男子高生で、いずれも生徒は高校生だった。

 

だが、今回の「中学聖日記」は、タイトル通り、生徒は中学生である。ここに引っ掛かった人は、初めから観ない。何と不埒な! 淫行かっ! たしかに道徳的には完全にアウトである。

 

だが、恋愛は既婚者でない限り自由だ。基本的人権として憲法で保証されている。にもかかわらず、なぜ、それは許されないのか?  

中学生の岡田健史(新人俳優、実は19歳w)は言う。

「なぜ、先生とつき合えないんですか?」

架純ちゃんは答える。

「あなたが中学生だからよ」

そして、架純ちゃんは罰を受け、中学を退職した。

 

3年後、岡田健史は18歳の高校生になり、小学校で教師をしていた架純ちゃんと再会。相変わらず健史の母親は架純ちゃんを許していない。だけど、もともと健史が一方的に架純ちゃんを追いかけ回していたわけで。「架純先生にメーワクを掛けてはいけません!」と、息子を叱るのなら解るが、純粋な架純ちゃんを責めるのは筋違いってもんだろうが~!

 

あと、教え子の母親がネグレクトだということを架純ちゃんに看破されると、「昔のことをバラしますよ!」と脅し上げる母親。なんて自分勝手で根性の捻じ曲がったオバサンたちばかりなんだ!!

 

18歳の岡田健史は、ひたむきで純粋な青年かもしれないが、中学時代から成長しているとは思えない。本人も「あの頃のまんまです」と言っている。自分の気持ちの赴くままに、いきなり架純ちゃんに会いに行くとか、相変わらず相手の立場を考えない彼の軽率な行動、軽薄な考え方には1%も共感できない。

 

今、第8話を観終わった。岡田健史のバカさ加減は相変わらずで溜息しか出ないが、同時に架純ちゃんの未熟さもまざまざと見せつけられてしまった。架純ちゃんをずっと守ってくれていた友近の思い遣りを裏切ったのである。「3年前、中学生とつき合っていたというウワサはほんとうです」と、架純ちゃんは数人の父兄の前でバラしてしまったのだ。正直に話すことで、もやもやした気持ちをすっきりさせたかったのだろうが、それを認めることは、友近が嘘をついていたということになってしまうのだ。恩を仇で返すとは、まさにこのことである。そのバカ正直さが友近に迷惑を掛けることになるとは思わなかったのだろうか。さらに告白した翌朝、学校には一般市民からのクレーム電話が殺到し、職員たちは電話対応に追われていた。父兄の誰かがSNSかツィッターで拡散したのだろう。そうなるであろうことを予測できない架純ちゃんは、あまりにも頭が弱すぎる。架純ちゃんは嘘をつく必要はなく、黙っていればよかったのである。それがたとえ苦しいことであっても、その苦しみこそが自分への罰と考えるべきなのだ。なにかもすっきりさせないと前に進めないという気持ちはわかるが、それは周囲の人たちに自分の過去の過ちを大っぴらに公言することではない。自分の中で解決すべき問題である。それが大人の思慮というものだろう。

 

健史は住んでいるところを飛び出し、フェリー乗り場から架純ちゃんに電話を掛けた。「先生、さようなら」と。フェリー乗り場のアナウンスが電話に入り、健史がいる場所を特定した架純ちゃんは健史を追いかけ、同じフェリーに乗る…というところで8話は終わった。超未熟教師架純ちゃんの完全なる暴走だ。責任ある人としての取るべき道は健史を追いかけることではなく、必死で健史を探している母親に連絡することである。今回の架純ちゃんの行動は誰の賛同も得られないだろうし、どれだけ非難されても仕方がない。若さゆえの情熱、純粋さ、想いの深さとは別次元のこと…というか、それ以前の問題だからだ。

 

そんな未熟なふたりが結ばれることをハッピーエンドと呼ぶのなら、ハッピーエンドにはなってほしくない…と心底思うのであります(笑)

 

 

岡田健史…頭が悪く、自分勝手そうな面構えだ(笑)

 

 

 

いかんやろ~! 中学生がぁ!  

離れろ! 離れろ! 離れんか~~い!!!