君が受容するまで | 秋 浩輝のONE MAN BAND

秋 浩輝のONE MAN BAND

はじめに言葉はない

目の前の難局を乗り切ることができず

雑草に覆われた小道に足を踏み入れてしまった

前を見据えるわけでもなく、周りを観察するわけでもない

目の焦点が合わないまま、ただふらふらと惰性で歩いている

 

いつの間にか、深い森の中に居た

雨上がりの草叢、泥だらけの獣道

足を滑らせて、くすんだ深緑色の不気味な沼に落ちた

底なし沼なのか…ずぶずぶと両足がのめり込んでゆく

 

でも、底がないなんてあり得ない

堕ちるところまで堕ちてしまえば、

あとは這い上がるしかないのだ

そう考えると、幾分気が楽になった

 

でも、頑張らないほうがいいのかもしれない

こんなスキルのない男が頑張ったってタカが知れてる

どうせなら、まだ余力を残したフリをして墜ちていくほうがいい

一生懸命さを見せるのはカッコ悪いことなんだ

 

錯綜した思いが脳裡をよぎる

夜霧のめぐり逢いだ、ブルースだ

よもやま話はずっと続いていく

ぼくの発したシグナルを、君が受容するまで