40年前
生まれたばかりの僕は
セカイに色があることを知った
30年前
生まれてから10年後
僕はまだ歩くことすらできなかった
20年前
やっと僕は哲学という杖をつきながら
ヨロヨロと歩きはじめた
10年前
君と出会い
君の心の中にある苦悩や矛盾を知った
05年前
君と共に闇を掻き分け
光あるセカイに辿り着いた
03年前
僕はやっと自分の言葉を手に入れ
哲学に別れを告げた
01年前
僕は言葉はなくても
安寧なセカイがあることに気づいた
半年前
君はなぜか立ち止まり
遠いセカイをぐるりと見回した
3ヶ月前
君はセカイの果てに潜む
さまざまな言葉に耳を傾けていた
1ヶ月前
君は再び発した僕の言葉を
吟味しはじめた
だから 今
僕は過去の残滓を見つめながら
本棚の埃を拭っている
(再掲載加筆修正あり)
