路地裏を彷徨う野良猫のように
多くの人たちがパチンコ台を渡り歩いている
少しでも良さげな台を求めて
パチンコ台の後ろをうろついている
ここでは職業の貴賤も性別も年齢も関係ない
泡銭を求めてうろつくハイエナたちの戦場なのだ
なけなしの小遣い銭を少しでも増やそうと
エキセントリックな大当たりの興奮を味わおうと
毎朝休まず出勤する人がたくさんいる
でも、一時的に豊かになっても
いつの間にか貧乏まっしぐらだ
気がつくとサラ金で借金しながら打っている
人は遊技台という道具に操られ一喜一憂している
操っているのは自分だと思っていても
結局道具に操られている
道具を操っていると思っている店長は社長に操られ
社長は某国の首領に操られている
某国の首領は世界という実体のない幻に操られ
黒い歴史の一部を形作ってゆく
歴史はすべてを道具として操り
近い未来、その陳腐な姿を剥き出しにする