入社して初めて、6ヶ月毎に必要な技能チェック、PPC (Pilot Proficiency Check)に行ってきました。
昨年アツイ夏を過ごしたトロントのFlightSafetyにて、1日目はトレーニング、2日目は試験の2泊3日。
コツコツ勉強・準備ができればいいのでしょうが、それができない直前詰め込み型の私。
無事にチェックが完了して本当にホッとしました。。
試験は試験として、、
初のPPCはとても感慨深かったです。
右も左も分からなかった半年前から実機でのラインインドックを経て、今は通常運航に乗務。
何事もそうだと思いますが、一歩一歩目の前のことに取り組んでいったらきっと目標に辿り着けると思いますし、やっぱりそれしかないんだと思います。実体験から。
ちょっと話が飛躍しましたが、、
FlightSafetyでは会いたかった教官たちにも会えて嬉しすぎました。
アメリカでジェット機のキャプテンをされていたジョン先生。
日本が好きで、40年前に日本語を独学、日本には行ったことがないということにびっくりするぐらい、日本語と日本文化を理解されていて、、おっきな体にあったかいハートが詰め込まれているような素敵な方です🐻💝
PPCに行く数日前のフライト(仕事)の日、朝の8時にセントジョーンズを出発して夕方4時頃に戻ってくる予定で、当日は天気予報通り朝は綺麗な空だったものの、戻ってきた時には強風+雲/視程が着陸できるギリギリに近い状況に。
初めてPMA(Pilot Monitored Approach)というアプローチ・ランディングをしました。
間違ったことは書きたいくないですがとても簡単に表現すると、副操縦士が法的にランディングできる高度ギリギリまでアプローチを継続していき、その最低高度に達するまでに機長がランディングするorしないを決定して、最終的に機長がコントロールを取ってランディングするというアプローチ方法です。
PMAについては知識としては持っていましたが、実際に経験したのは初めてだったので、すごくハラハラしました。
ランディング後、、、もやもやの霧の中をタクシーしながら、、、アドレナリン大放出。
パイロットとしてそういう経験がしたくてセントジョーンズに来たのでとても貴重な経験でした。
今回はランディングという判断になりましたが、ゴーアラウンドして別の空港に向かうこともあると思うので、次にまた同じような状況になった時には今回よりも上手く対応できるように準備していようと思います。
ベテランキャプテン達によと、セントジョーンズは冬よりも実は5月頃が一番フライトに関する気象状況がよくない事が多いそうなのでドキドキしつつ、心の準備をしています。
1月に続き、先月2月も約2週間バケーションで日本に一時帰国していました。
地元以外にも札幌、高知を旅行して、またまた沢山美味しいものを頂きました。
いつかここに着陸して、
ここから離陸したい。
入社して1年目、きっとそんなに纏まった休みは取れないんだろうなと思っていたのですが、今のところ上手く休みをプランすることができています。予想外だったのでとてもありがたいです。
5月、6月もバケーションがあるので、ちょこちょこ計画を始めました。
そういうこともあり、3月、4月はとにかく沢山飛びたいと思っていて、3月はその希望通り、なかなか沢山飛ぶ事ができました。
月に休まなければいけない日数があるのですが、本人が承諾すればオフの日でも仕事を受けられるので、予定のないオフの日にはクルースケジューラーに「人手が足りなかったら声をかけてねっ」と地道な営業をしたりして、最近その成果が出始めています(笑)
4月もしっかり飛んで、バケーションの時は休みを満喫できたらいいなと思っています。
気候も冬の終盤?春の始まり?を感じ始めたり、約2週間前からサマータイム(時計の針を1時間進める)になったり、明るい時間が増えてきて気分も少しずつ軽くなってきた今日この頃です。
2024年中にやりたいことがいくつかあるので、また引き続き頑張っていきたいと思います。楽しもう。