今回部員ブログを担当させていただきます。スポーツ健康科学部4回生の黒木凌です。週3で二郎ラーメンを摂取しないと試合で走れません。豚ラーメン汁なし300gチーズ2枚生卵ニンニク抜きヤサイマシアブラマシマシを週3です。そんなことはさておきブログの方に移っていきたいと思います。
自分の思いを口にするのも文字にするのも苦手なので、まとまりのない文章になっていますが、自分の思いを赤裸々に書いたので、最後まで読んでいただけたら幸いです。
引退ブログで何を書こうか考えた時に、ほんまにサッカー人生が終わったんやなーとひしひしと感じる。
足が火傷するくらいクソ暑い中走り回ることも、身体から湯気を出しながらボールを蹴ることも、文句をブーブー言いながらもみんなで空元気で叫びながらサーキットをすることも無いんだなと思うとほんとに寂しい。正味もう1週、サッカー人生を始めたいくらい。点を取った時や試合に勝った時に仲間と喜びを爆発させる、心震える瞬間をもっと味わいたい。それほどまでにサッカーが大好きで、サッカーで出会えたみんなが大好きだ。
今回の引退ブログでは、なぜ自分が大学でサッカーを続けたのか、その理由について、これまでのサッカー人生を振り返りながら書いていこうと思う。
私が大学生になってまで体育会でサッカーを続けようと思った理由は、「試したかった」から、これに尽きる。別に才能を感じたからサッカーを続けようと思ったわけではない。むしろ才能は全然無い方だと思う。足はめちゃくちゃ遅いし、トラップやパスはぼんぼん跳ねるわ、言ってみればヘタクソ。
小中学校と地元のクラブチームで楽しくサッカーをやっていただけ、高校では総体ベスト128で選手権予選も2回戦敗退としょぼしょぼの成績しか残せていない。個人として選抜に選ばれることも一切なく、本当に平凡なサッカー人生を送ってきた。
それでもサッカーが上手くなりたい気持ちはずっとあった。
だからこそ、これまでの自分のサッカーがどれだけ通用するのか、サッカーの上手さはどれくらいなのか「試したかった」。
それを、誰が聞いてもわかるような強豪校やサッカー推薦で入部してくる人たちがゴロゴロいる私立の体育会で。
そんな思いで入部してから気づけば4年が経ち、引退を迎えた。
本当にあっという間だった。早すぎた。裏を返せばそれだけ充実しためちゃくちゃ濃い4年間を過ごせたんだと思う。
トップチームの関西学生リーグを試合補助として観戦してから、絶対トップチームに上がってあの場所で自分もプレーしたい。そんな原動力でこの4年を駆け抜けてきた。
そんな挑戦は「通用した」そう思える4年間だった。
でも通用したのは自慢のパワフルショットの左足だけ。
幸にもトップチームに上がることができ、関西学生リーグでプレーすることもできたが、スタメンで出た試合も片手に収まるほどで、まだまだ下手くそだなと痛感させられた。
途中出場の機会が多かったのにも関わらず、特段インパクトを残せるプレーができたわけもなく、ゴールやアシストという結果を残せたわけでもなく。
結局、3年時の後半戦以降にBチームに落とされた。めちゃくちゃ悔しかった。
それでもこの4年に後悔はないと自信を持って言える。
左足をより輝かせるための「カットイン」を習得したこと、練習後にひたすら一対一をしたこと、ひたすらシュートを打ち続けたこと、そして何よりサッカーIQが上がったこと、戦術の知識や理解度が高まったことで、サッカーが1番上手くなった。そう思えるからだ。
監督やコーチ、同期や先輩後輩、みんなから「左足えぐいやん」と褒められっぱなしの大学サッカーだった。
毎日の練習をとにかく一生懸命、そんな風に持ち前のキャノン砲とごっつい体とガムシャラさだけを武器に突っ走ってきた。
特に最後の1年はBチームのキャプテンとして濃い時間を過ごせた。チーム始動当初にキャプテンを志願したものの、生意気でヤンチャで個性激つよの後輩に本当に頭を抱えることばかりだった。練習の強度はゆるゆるやし、声をかけても反応薄いし、ほんまにどうしようと何回思ったか。
言葉で引っ張っていくよいうなタイプじゃないから、とにかく自分が一生懸命やってたらついて来てくれるやろ。そう信じて練習してました実は。
その結果かはわからないけど、シーズンが進むにつれてチームの一体感もどんどん出てきて、後輩の個性も良い方に出てきて、毎日の部活がめちゃくちゃ楽しかった。シーズン終盤までIリーグの決勝トーナメントに自力で行ける、そんな状態まで成長したチームのキャプテンをやってよかったなとつくづく思う。
同期と「決勝トーナメント行こな」とか「Iリーグ全国出るぞ」とか練習始まる前や練習終わった後に話す時間がたまらなく好きやった。
でも決勝トーナメントには行けず、大事な試合で勝ち切ることができなかった。悪い意味で本当にBチームらしい終わり方やなと思った。
もっともっとBのみんなとサッカーがしたかった。めちゃくちゃ楽しいシーズンやった。こんな自分についてきてくれてありがとう。みんながキャプテンって言ってくれるのがめっちゃ嬉しかった。少しはチームのためになれたかなと思う。
まだまだ書きたいことがいっぱいある、濃すぎる濃すぎる大学サッカーだった。
最後にBチームのみんなに
同期へ
ほんまに読めへんことばっかりの宇宙人ジロウ
プレーにガッツが出過ぎてるマサ
実はめちゃくちゃ支えになってたレン
とにかく上手いし性格がいいヤマト
個人的にズバッと刺す縦パスが好きなケイト
まじで鉄壁の守備で守ってくれたカイア
意外とサッカーに対する思いが熱いノリト
みんなともっとサッカーがしたかったし、上の景色が見たかった。練習後にクラブハウスで愚痴を言ってる時間も、遊び倒した金沢遠征も挙げればキリがないくらい最高な毎日でした。
月末のコテージが楽しみやね。
後輩へ
ほんまに最初はどうなるかと思ったけど、みんなのおかげでチームの雰囲気も上がったし、楽しいラストシーズンでした。試合の時も本当に頼りにしてました。残りの大学サッカー楽しむことは忘れずに、でももっと泥臭く頑張って欲しい。めっちゃ上手いみんなには期待してます。
またご飯でもいきましょう。
本当にありがとう。キャプテンをやってよかった。
両親へ
伝えたいことは手紙に書いた通りです。感謝してもしきれません。
サッカーを通して出会ったみんなとの思い出は財産です。
そして、何よりサッカーに出会えて本当によかった。最高なサッカー人生でした。