おはようございます。今回部員ブログを担当します。政策学部二回生の安井凌羽です。ぜひ最後まで読んでもらえると幸いです。

 今回、部員ブログで何を書くのか非常に迷ったのですが、もうすぐ二十歳になるので、今回は私がどのような環境で育ってきたのかについて書きたいと思います。

 大阪府で唯一治安のいい地域である北摂の吹田市で幼少期を過ごした私は、小さい頃に両親から怒られた記憶はほとんどなく、電車で知らない人の隣に座るのが怖かったり、スーパーの店員に商品の場所を聞けなかったりするほど気が弱くおとなしい子供でした。

 小学生になると同時にサッカークラブに通い始めることになります。周りの子達はとてもサッカーが上手く気が強かったので、足が速いだけの私は遠くに蹴られたボールをただ追いかけているだけでした。いわゆる犬キャラです。自分で前に大きくボールを蹴って追いかけることを覚えた頃、府のトレセンに選ばれました。そこにはゴールをどちらが多く決められるかを競い合い、ミスした仲間にはブチ切れ、シュート練習の順番を抜かされただけで殴り合う人達がいました。公文に行き、塾に通い、もうすぐ中学受験を控えていた私にとって、それはどの入試問題よりも理解不能なものでした。

 無事に中学受験を終えた私は、サッカーで数えきれないほどの挫折を経験しました。犬にも技術と頭の良さが必要だったようです。挫折は人を成長させる。それは乗り越えられたらの話なのかもしれません。挫折は人の心を歪める。実際の私はこうでした。歳の数を重ねるごとに愚痴の数が増えていき、試合に出られない現実にも慣れ始めた頃、周りのみんなはユースに上がれるのか強豪校に行くのかで進路に悩み始めるのを横目に内部進学をすることが決まりました。

 高校生になると急激にサッカーの環境が変わったこともあり、ここに来て人生初めてのキングを手に入れます。先輩に噛みつき、後輩を泣かせ、指導者に暴言を吐く。人は急激に権力を手に入れると使い方が分からないのだとここで学ぶことができました。しかし、ここが自分の人生で、サッカー選手としても、人としても、一番成長できた場所であることは間違いありません。大会やリーグ戦などではほとんどの試合で勝つことはできませんでしたが、それ以上のものを手に入れていた気がします。

 そして現在サッカー部に入り、新しい環境のもとで様々な人と関わりを持つことができています。卒業する頃には芯のぶれない真っ直ぐな人になれてるといいなと思います。

 ここまでブログを書き進めていきながら色んなことを振り返っていくうちに、どの環境に身を置くかで人生が大きく左右されるな、とつくづく感じました。友達のレベルがお前のレベル。

拙い文章ですが、最後まで読んでいただきありがとうございました。