当たり前は作られている
 
この度、部員ブログを書かせていただくことになったスポーツ健康科学部4回生の有田俊輔です。最後まで読んでいただけたら光栄です。
 
「当たり前に感謝しよう」
よく耳にする言葉だか、特に気にもとめていなかったこの言葉を本当の意味で受け止めたのは大学生になってからである。
 
自分は大学2年生の時から関西学生サッカー連盟という組織に所属している。
この組織は関西における大学サッカーの試合運営を中心に活動しており、仕事の幅は広い。
自分はこの組織に入って初めてサッカーの裏側を知った。
試合を開催するためには会場を管理する人や審判、運営する人など、たくさんの人の存在が必要不可欠なのだ。
 
高校までは当たり前のように夏のインターハイや冬の選手権があり、決まった時間に決まった会場に行けば勝手に試合が始まっていて、その試合が行われるために必要な人の存在など考えたこともなかった。
でもこの組織に入って、それまで自分にとって当たり前だったことが誰かの働きによって作られているのだと気づかされた。
 
これはサッカー以外のことでも言える。
 
ゴミ捨て場にゴミを持っていけば次の日には無くなっている。
スーパーに行けば食材が並んでいる。
指定の時間に電車に乗れば、目的地に辿り着く。
 
こういった当たり前のことも、誰かによって作られているのである。反対に言えば、誰もが誰かの当たり前を作っており、人一人の生活に多くの人が関わり合っているのだ。
 
このことに自分は当たり前を作る立場に立ってやっと知ることができた。
だからといってどうってことはないのかもしれないが、自分の当たり前を作っている顔も名前も知らない誰かに感謝して行動していくようにしたい。そうすることでほんの少しはその誰かに対して恩返しをすることができるのではないだろうか。
 
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。