「準備」

こんにちは。
今回、部員ブログを担当させていただきます、経済学部2回生の盛田荘也です。書きたいことはいくつかありましたが、今回は自分のサッカーに対する考え方について書かせて頂こうと思います。拙い文章ではございますが、最後までお付き合い頂けると幸いです。

いきなりですが、私は自分に自信がないです。そんな自分が好きではありません。大きな声を出すこともできればやりたくないし、人の目を気にしがちで人前に出ていくこともできれば避けたいような性格です。なぜこんな人間がチームスポーツをここまで続けてこれているのかは自分でも不思議なくらいです。

サッカーを本格的に始めたのは小学一年生の頃でした。運動音痴で他のスポーツは一切できませんでしたがサッカーだけはなぜか続いていました。この時点からすでに自信は持ち合わせていなかったようで、県大会や地方大会など大事な公式戦のたびに緊張してお腹が痛くなっていました。

中学、高校の6年間は親元を離れて寮生活をしながらサッカー漬けの日々を過ごしていましたが、ことあるごとにメンタルをへし折られ、サッカーをやめようと思った回数を数えればきりがありません。6年間の間、絶対的なスタメンではないにしても、多少なりとも試合には関わらせていただいていました。しかし、毎試合緊張や不安を抱えながらプレーをしていて周りの顔色をうかがってばかりだったように思います。

大学生になった今でもIリーグなど試合に出させていただいたときは緊張でミスを連発してしまうことがありますし、人間的に未熟だと感じることが多々あり猛省する日々が続いています。周りに迷惑をかけていないかを考えながらプレーしていることもよくあります。

ここまでくると本当にサッカーが向いていないんじゃないかと思うほどですが、私がここまでサッカーを続けてこれたのは、サッカーが大好きだからという理由に尽きると思います。先ほども書いたようにサッカーをやめようと思ったことは何度もありましたが、嫌いになったことはこれまで一度もありませんでした。やめたくなる時は自分に納得がいかなくて腹が立っていただけのように思います。

自分に自信が持てないことを悩んでいましたが、ある言葉に出会ってから自信を持てない自分を消極的に捉えることはなくなりました。それは私が高校時代の恩師から教わった言葉で「準備の失敗は失敗を準備すること」という言葉です。意味が分かりにくい文章ですが簡単に言うと準備が大切ということです。

私はそれ以降、自信が無いからこそ不足が無いように準備しようと思うようになりました。自信のない自分の弱い部分を跳ね返せるだけの準備をピッチに立つまでにしておくことで、自信を持ってプレーするというほどではないですが、何とかなるだろうという考えでプレーすることができるようになりました。そうすることで、これまでよりは少し不安を軽減させてプレーすることができるようになりました。

練習の準備や指導をしてくださるスタッフの方や、一緒にプレーしてくれるチームメイト、サポートしてくれるマネージャーさんやトレーナーさんなど、素晴らしい人に囲まれてプレーできる環境があるにも関わらず、精神的にも身体的にも準備がしっかりできていないままサッカーに臨むのは失礼だと考えています。そのため、準備をしっかりすることは信頼関係を築く上での礼儀の1つであるとも思っています。少し話が逸れましたが、準備を大切にすることが自分にとっては重要だと分かったのです。

最後にはなりますが、私の今後の目標はこれからも大好きなサッカーを自分が納得いく形で続けていくことです。「誰かの為に」という想いも非常に大事ではありますが、純粋にサッカーを楽しむという気持ちはどんな時も忘れないようにしたいです。その二つのバランスをとりながら自分が正しいと思う姿勢でサッカーに向き合っていきたいと思います。まとまりがなく長い文章になってしまいましたが、最後までお読み頂きありがとうございました。