今回、部員ブログを担当させていただきます、経ざ…間違えました。神学部2年の東駿です。
僕が書かせていただくのは最近の自分自身の考え方の変化についてです。
僕は昔というか、つい最近まで何事も全力で取り組んでこそ、自分は成長するんだ。人一倍、頑張り続けることで、自分は成長できるんだと思っていました。
特に清水ユースに所属していたときは、周りの選手は常に全国トップレベルでその中で、僕のような下手くそな選手が試合に出て結果を出すためには毎日、120%で練習することが必要だと思っていました。それが自分の取り柄だと思っていたし、試合に出るためには自分にはそれしかないと思い込んでいたのは事実です。
毎日、120%を出し続けたのは今思えば素晴らしいことではあるし、必死だったんだろうと感じ、少し自分を尊敬する部分もありますが、力を抜くことが成長につながるぞと一言声をかけてやりたい思いです。
もちろん、その考え方で成長してないことは無いと思います。でも、同い年のユースのキャプテンだった齊藤聖七(流通経済大)や佐野陸人(法政大)からはまったくもってスタメンの座をとることはできなかったし、ひとつ学年が下のノリエガエリック(清水からレンタルで町田ゼルビア)、山崎稜介(明治大)といった素晴らしい選手たちがまだまだいっぱいいて、メンバー入りも難しかったのが現実です。
そんな考えを持った僕が、つい最近、あるきっかけでかなり力を抜いて生活できるようになったような気がします。
新型コロナウイルスの影響で自粛期間が長かった分、イレギュラーな形で地元静岡に滞在する時間も長く、いつもとは違う角度から多くの刺激を受けることができました。それが僕を少し変えるきっかけになりました。
幼稚園の頃からずっと家族同士仲良くしてもらっていた方々がいます。僕はその家族からこの自粛期間、たくさんのことを勝手に学ばさせてもらいました。
その家族と喋ったりしている中で、もちろん全力でやることが大前提ですが、全部が全部全力じゃなくてもいいんだと思えるようになりました。別に今が人生の全てではないし、例え今ダメでも将来が明るく楽しく過ごせてればそれでいいじゃないかと思えるようになったのです。
「いつかは気の抜きどころを覚える。それまではたくさん感じて、考えて、あがいて、がんばって、死ぬわけじゃないんだから、死ななきゃなんだっていいでしょ。take it easyだよ!」と言われ、その時悩んでいたことが、なんでこんなことで悩んでるんだろうと思えたのです。
また同じ時期に、もう1人、僕に人生を生きていくコツのようなものを教えてくれた人がいます。
同期で唯一、ユースからトップに昇格した僕らのスターがいつも言っていることですが、「誰に何を言われようと、自分にできることには限りがあるし、できないことが今すぐにできるわけないでしょ、だったら今やれることをやって、できることを増やしていくべき」だと。
確かになぁ〜、とぼくは完全に一本取られました。こういう考え方を持っている人が人生を楽しめるし、成功もするし、運も味方してくれるんだろうなと思いました。
そして、最後にはきっちりと結果も出るんだろうと。
でも、この考え方を知っただけではダメだなとも思いました。
思いやり、優しさ、その他たくさんのことを持っているからこそ、この考え方がいきていくんだろうと感じます。ただ、だらだらと何もせずに気楽にいこうぜって言ってるのはちょっと違います。少なからず、教えてくれた彼らは思いやりがあるし、気も使えるし、素晴らしい優しさを持っています。
僕はその思いやりと優しさ、気遣いを見習いながら、うまくいかないのが当たり前だと思い、将来の自分を見据えて今やれることをとことんやって、できることを増やしていきたいと思います。
いつ、どこであってもtake it easyという言葉を忘れずにいつも笑顔で過ごしていきたいと思います!!!
拙い文章で長くなってしまいましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。