白土勉「火の獣」



火の獣 (角川ホラー文庫)/KADOKAWA/角川書店
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あらすじ
北海道の大森林を訪れていた地質調査の一行が羆に襲われた。
地球環境学者の祥子は別れた夫の倉沢に携帯で助けを求める。
未だ祥子に想いを残す倉沢は悩んだすえ、単身北海道へと向かい、
祥子の救出を試みるが、はたして平凡なサラリーマンの倉沢は
野生の王者羆を倒すことができるのか?




先日、ブロ友の秋野さんからご紹介いただいた「シャトゥーン」に
続く私の「羆シリーズ」第2弾。

秋野さんも今回別の「羆シリーズ」の記事をアップされてますね。



まあ、こっちのほうは「シャトゥーン」に似てるというかそっくりっていうか…
しかし、羆の話を書こうと思ったらこういう内容にならざるを得ないんでしょうね。


グロ描写  
シャトゥーン>>>火の獣


羆の狡猾さ
火の獣>シャトゥーン


羆の執拗さ
火の獣>>>>>>シャトゥーン


ストーリー性
火の獣=シャトゥーン


羆とのバトル
火の獣>>>シャトゥーン


比較するとこんな感じなんですが、
「火の獣」のほうはいろいろ設定を盛り込みすぎて
話が少しごちゃついた感じがしますね。



「シャトゥーン」のほうがシンプルで分かりやすい。



しかし、それぞれのシーンはこの「火の獣」のほうが
内容が濃い。


最後の倉沢と羆の対決は一瞬の気の緩み、一つの戦略の
間違いが命取りになる緊迫感、またスポーツなどとは無縁の
倉沢が極限状態に置かれたことで動物としての野生の勘を
身につけてどんどんレベルアップしていく様は爽快だった。



多少ネタバレすると、場所といい戦いの緊迫感は「寄生獣」
新一vs「後藤」のラストバトルを、倉沢の覚醒ぶりは「ムジナ」
ダメ忍者の主人公ムジナがあるきっかけで素質を開花させて
最強の忍者になるのを彷彿とさせる。




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やっぱりパニックホラーはいいですね。


星4つです。