グリーン券の車内価格 | 道玄坂で働くベンチャー課長だったひと

道玄坂で働くベンチャー課長だったひと

Il n'est qu'un luxe veritable, et c'est celui des relations humaines.
Saint-Exupery(真の贅沢というものは、ただ一つしかない。それは人間関係の贅沢だ。
サン=テグジュペリ)
 

普段、JRのグリーン車を使用することはまずないのですが、
12月に必要にせまられ、何回か使用しました。

その時の区間は、東海道線で品川ー川崎間で、
駅でいえば一駅分、時間でいえば10分ほどですが、
750円と非常に割高だった印象があります。

それはさておき、気になったのは車内価格というものです。

グリーン券は事前に購入するのと車内で購入するのとでは、
価格が異なり、当然車内価格の方が高いわけです。
 
50kmまでで平日の場合、車内価格は1000円で、
事前購入の約1.3倍の価格です。

JR東日本料金表
http://www.jreast.co.jp/tabidoki/green/about.html

しかし、よく考えてみると、普通、特急券がないと新幹線に乗れないように、
特急券がなければ不正乗車ということになり、罰則価格が課せられます。

ただ、グリーン券の場合、グリーン券を持っていないくても、
車両には乗ることができ、駅員が巡回してきたら、
車内価格で購入すればいいわけで、罰則価格がありません。

つまり、駅員が巡回してこなければ、そのままなしで、
乗車、下車できてしまうということです。

別に自分がこういう行為を決して勧めているわけではなく、
制度について論じているだけですので。

あえて、この制度を取り上げたのは、
フランスはいわゆるキセルが日常茶飯事で、
自動改札をジャンプして飛び越えるケースを、ほぼ毎日目撃します。

メトロの運営会社もそれを当然、知っているわけですが、
ある種、黙認しており、その分、連絡通路などに駅員が待ち構えていて、
抜き打ちで切符のチェックがされ、もっていないと50ユーロ、
6000円ぐらい課せられます。(ちなみに切符は1ユーロほど)

グリーン車だって、すべての区間で駅員が巡回にくるわけでもありません。

どうでもいいことかも知れませんが、ふと疑問に思ったので、
あえて取り上げてみました。

日本ならともかく、海外でこの制度だったら、
誰も事前に購入しない気がしたのでした。。