自分がフランスにいた時に、非常に愛飲していたのが、
シードルです。
シードルはりんごを発酵させた発泡性のお酒ですが、
アルコール度数が低いため、ジュース感覚で飲めます。
味は酸味の強いブリュットと、甘いドゥがあり、
ブリュットはシャンパンに近いサッパリした感じで、
ドゥはりんごの甘みを活かしながら炭酸があります。
日本でも成城石井など外国の食品を扱っているショップで販売していますが、
ドゥの方が人気がありますが、問題なのがけっこう価格が高いことです。
フランスだとスーパーで安いと1ユーロぐらいで売っていますが、
日本だと千円ぐらいします。
輸入コストだったり、需要・供給のバランスだったりしますが、
シードルはりんごなので健康にいい上、女性にも好かれるような
自然を活かした甘味があります。
自分はきちんと仕掛ければ、日本でも必ずやヒットすると思っているのですが、
最近、日本でも国産シードルなるものがあることを発見しました。
JR東日本が、青森新幹線開通にあたり、
青森のプロモーションをしていて、たまたまその1つに
青森の国産シードルも含まれていました。
味がどうなのかはしりませんが、個人的にはとにかく、
安く供給されることを望んでいるのですが、
軽く調べたところ、大量生産しているわけではないため、
結局1本1000円ぐらいするようです。
日本はこれだけ良質なりんごが栽培されていながら、
シードルが大量生産されていないのは非常に残念なことです。
りんごを販売するときは、等級であったり、
傷ものは除外するようにしますが、シードルのためであれば、
結局潰すので、傷ものでもまったく問題がなく、
かなりりんごを安く仕入れることができると思います。
日本のりんごは赤いのに対し、ヨーロッパのりんごは青りんごで、
りんご単体で食べるのであれば、絶対に日本のりんごの方がおいしいわけです。
そう考えると、既存のシードルとは異なる日本のシードル独特の
甘味、風味というものが出来るかもしれません。
また、女性がいるホームパーティーに呼ばれたら、
シードル(特に甘い方のDOUX)をもって行けば、きっと喜ばれます。
ちなみに10月にフランスいった時も、
夕食時は必ずシードルを飲んでいました。
以前は日本でシードルが流行るためには、どうすればいいかと
考えていましたが、もっと抜本的に国内生産という方が、
利幅がありそうです。
シードルの味は問題ないので、販路をきちんと作り、
タレントなど影響力の大きい人に取り上げてもらい、
C口コミで広げていけば、いけそうな気もします。
こんな国産シードルビジネス、いかがでしょうか。。