男女脳からみる結婚 | 道玄坂で働くベンチャー課長だったひと

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Il n'est qu'un luxe veritable, et c'est celui des relations humaines.
Saint-Exupery(真の贅沢というものは、ただ一つしかない。それは人間関係の贅沢だ。
サン=テグジュペリ)
 

最近、『科学でわかる男と女の心と脳』という本を読みました。

この手の男女脳比較で有名なのは、
「話を聞かない男、地図の読めない女」があります。

[話を聞かない男、地図が読めない女]
http://ameblo.jp/dupondt/entry-10499394342.html

自分は現在27歳ですが、歳を増すにつれて感じるのが、
男女における結婚観の違いです。

婚活という言葉が流行っているように、
結婚相談所をはじめ、周辺ビジネスがさかんになっています。

自分の友人でも後輩でも、すでに結婚している人はいますが、
いままで男友達と話していて、付き合いが発展して、結婚に至ったことはあっても、
女性のように切に結婚したいという話はきいたことがありません。

そのような疑問に対し、生物学的な観点から、
本ではこのように紹介されています。

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一般的に動物のオスは、多くのメスと交配すればするほど、たくさんの子を残すことができる。

ヒトの男とて例外ではない。だから、男が結婚で失うものは大きい。

結婚することで、他の女との間に子をつくる機会を逃す。つまり、たくさん
の女との間につくるたくさんの子という可能性を捨てることになるのだ。(中略)

ヒトの女を含む動物のメスはというと、たくさんのオスと
交配したところで、子の数が増えるわけではない。

もっている卵を受精させるには、1匹のオスの精子で十分だ。
従って、相手を1人に限定しても、女にとって、それは問題にはならない。

むしろ、相手を1人にに限定することによって得をする。

生まれてくる子が自分の子だと確信でできればできるほど、
男はより女に献身するからだ。

このように、結婚により失われるものは、女では男に比べてずっと少ない。
だから、男の結婚は疑問を呼んでも、女の結婚は疑問を呼ばないのだ。
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なるほど、結婚が疑問なのは男性だけらしいです。
 
しかしながら、セックス・アンド・ザ・シティはドラマなので、一概に言えませんが、
結婚後において、夫婦生活に疑問を持つのはむしろ、女性かもしれません。

もう1つ、男が若い女性にひかれる理由は、
生物学的な理由ではこうなっています。

若い女性ほど子どもができやすく、男性は若い女性を選ぶことで、
よりたくさんの子、遺伝子を次世代に残せるからだといいます。

また、女性が年上の男性を好む理由としては、男の年齢と経済力に関係しており、
年上の男性を選ぶことで、より経済力のある男性を、選べる可能性が高くなり、
経済的将来性をより正確に見積もることができるからだといいます。

こうしてみると、自分みたいなたいして経済力のない年代においては、
結婚に興味関心がないのは、当然のことであり、
実際に結婚にしている人をみても、可処分所得が減るのは確実だったりします。

だからといって、若い年代における結婚を否定しているわけではなく、
それぞれの価値観や思い、プランや決断を経てのことですから、
それは尊ぶべきことです。

ただ、どうみても日本男性は会社に拘束される時間が長すぎますし、
パートナーや子どもと過ごす時間は、まともに持てないと思います。

そうはいっても、理性ですべて割り切れるわけではなく、
自分だって、そうこういいながら、結婚する可能性は十分あります。
 
まあ、こういう人類的アポリア(難問)は、そのままにしておきましょう。。
 

 

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