「ロケットまつり38」に参加してきました。

出演者は、浅利義遠(あさりよしとお/漫画家)、
笹本祐一(SF作家)、松浦晋也(ノンフィクション・ライター)、
そして、ゲストとしてホリエモンこと堀江貴文。
このロケットまつりは38とあるように、回を重ねていて、
自分は初参加でしたが、来場者の大半がリピーターかつコアなひとたちで、
実際、話の内容も非常に専門的でマニアックで1割程度しか理解できませんでした。
ちなみに、ホリエモンの宇宙ロケットプロジェクトに関しては、
週刊ダイヤモンド「宇宙ビジネスの旅」の中で、
インタビュー記事が掲載されています。

ホリエモンが参画しているのは、
SNS株式会社 であり、サイトの会社関係資料ページには、
次のように記されている。
http://www.snskk.com/index.html
===================================
堀江氏とSNS社の関係
SNS社のファウンダー(創業者)である。
協力企業及びスタッフ
* 株式会社植松電機(北海道赤平市)
* 株式会社ペットワークス(東京都渋谷区)
* 牧野機械設計(北海道札幌市)
* あさりよしとお(漫画家)
* 笹本祐一(SF作家)
* 小林伸光(イラストレーター)
* 松浦晋也(ジャーナリスト)
* 野田篤司
* 水城徹
* 工藤祐介(筑波大)
===================================
現在、北海道赤平市の植松電機敷地内に実験を
繰り返しておりますが、植松電機 専務取締役である
植松努氏は、『NASAより宇宙に近い町工場』という本を
出版しており、著書の中で名前こそ出していませんが、
ホリエモンについて、こう触れています。
「2006年のことですが、六本木ヒルズに住んでいるお金持ちの方から、
僕らの宇宙開発に8億円ほどだしてもいいという話がありました。
よくよく考えて、お断りしました。」
このことについて、ホリエモンもツイッターで述べています。
===================================
あ、それ私ですよ。 QT @wataharu @takapon_jp さんのロケット開発。
植松電機とも協力してるみたい。「NASAより宇宙に近い町工場/(著)植松 努」の中で、
植松氏が出資を断った相手がいると書いてあったけど、堀江氏ではなかったのかな?
1:35 PM Mar 9th webから
http://twitter.com/takapon_jp/status/10205831154
===================================
なお、植松電機自体は、マグネット機械の会社ですが、
それとは別に、株式会社カムイスペースワークスがあり、
こちらが、植松努氏が代表で宇宙関連開発をしています。
株式会社カムイスペースワークス
http://www.camuispaceworks.com/index.htm
植松電機との関係について、ホリエモンはツイッターの中で、
「場所を借りたり、実験設備の製造を委託したり、お互いのノウハウを交換したりしています。」
「実験の場所が機械加工をお願いできる工場の横に確保できたこと(直ぐに修理・改良が出来る)、
打上基地の実績がありそこを借りられる目処がつきそうだったこと。湿気が少ないなど」
また、別のインタビューでは、
「設計や組み立ては、我々が自分でやります。植松さんには、機械加工をお願いしています。
燃焼実験のときも、植松さんが横にいるからすごくいい(燃焼実験は植松電機の敷地内で行なわれている)。
不具合が起こったときに、対応がすごく早いんです。
一晩で新しい部品を作ってくれて、翌日にまた燃焼実験を続けられたこともあります 」
ホリエモンのロケット開発に関しては、今年3月頃、
ニュースに取り上げられ話題になりました。
ホリエモン直撃インタビュー
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/yajiuma/20100316_354996.html
なお、ロケットのタイプについては、sorae.jpの取材でホリエモンは、
「僕たちが作っているのはV2ロケットのコピーです。多段式(理想は3段)で、
初段には炭化水素系の燃料+液体酸素のエンジンを載せます。
コンセプトは低コスト+シンプルだから、多少効率が悪くてもいいと思います」
現在、500kgf級ロケットエンジンの実験がされており、
その模様がロケットまつりにて、公開されました。
現在は、推力(500kgf)を大きくする方に注力しており、
時間にして5秒程度ですが、ある程度大きくなったら、
時間を伸ばすよう開発するとのこと。
ホリエモンの到達点は、有人軌道飛行であり、
だれもが安く、気軽に宇宙旅行に行けるようにすること。
そんな男のロマンを実現するべく、ホリエモンは熱く語っていたのでした。。