海外に行って思うのは、日本のコンビニのレベルの高さで、
逆に日本に戻ってくると、コンビニのありがたみを痛感します。
フランスには、24時間営業のコンビニなんて、
絶対にありえません!
そもそも日曜は、スーパー等の店がすべて閉まっているので、
きちんと休みの前に買っておかないと、
食糧難に陥ったりします。
現在コンビニには、コピー機、ATM、食料品、文房具、
宅配便、チケット発売受取、FAX、雑誌、乾電池等々。
いかに「死に筋商品」をなくすかが、
セブン・イレブンにおいて、
鈴木敏文氏が徹底したことでした。
そこから、単品管理がうまれ、
第六次総合情報システムへ発展し、
単品データ、天気予報、催事情報、周辺情報が入力され、
シミュレーションをもとに、発注できる仕組みになっています。
セブン・イレブンは、「個店主義経営」といわれ、
「1万2000店の個店経営」といわれるほどで、
四季・月・週・曜日・時間・天候・気温・立地・売り方や、
個店が立脚する市場の与件、具体的には、
立地、商圏、客層、店の規模、競争上のポジションにより、
品ぞろえやデリバリー、売り方を変えています。
それは従来のチェーン店の画一的な店舗展開とは異なり、餃子の王将でもそうでしたが、
チェーン店としてのポリシーやサービスレベルは
維持しつつも、地域性密着型となるよう個性を持たせ、
店長、オーナーに裁量を与えています。
http://ameblo.jp/dupondt/entry-10493932595.html
特にセブン・イレブンで、記憶に残っているのは、
奥多摩にロードバイクに乗って、練習にいくときに通る
奥多摩古里店で、奥多摩に行く人なら、だれもが知っており、
一度はお世話になっている店だと思います。
その奥多摩古里店は、奥多摩に入る最後のコンビニで、
行きもそうですが、特に帰りは多くの人が、
そこで休憩したり、昼食をとったりして、
一種のたまり場になります。
そこには、キャンプ用品もさることながら、
店内にトイレが2つあるのがポイントで、
皆、奥多摩から帰ってきて、買う前にまずトイレで、
けっこう列ができたりするほど。
「死に筋商品がなぜ生まれるのか」、
その最大の原因は、「納品率」の低さにありました。
メーカーの生産体制、卸のデリバリー体制も、
小売の注文に即応することを前提につくられておらず、
必要な量が必要な時に納品されていないため、
結果的に欠品が恒常化していたのです。
理想的には、オンデマンドですが、
客がほしいものを、ほしいときに、ほしいだけを実現するため、
メーカー、卸、小売が垣根を越えて、
5つの共有化原則を図りました。
1 価値観の共有化
2 情報の共有化
3 顧客の共有化
4 システムの共有化
5 成果の共有化
コンビニにいけば、ごくあたり前のように、
商品が陳列されていますが、ほしい商品を購入しますが、
その裏には、これだけのことが隠されており、
たしかに、海外で日本のようなコンビニがないのも納得。
日用雑貨店やスーパーとも一線を画し、
「コンビニ」という業態が、存在しているのでした。
「コンビニで いつも買うのは 乾電池」 シチョウアタリ