犬の十戒 | 道玄坂で働くベンチャー課長だったひと

道玄坂で働くベンチャー課長だったひと

Il n'est qu'un luxe veritable, et c'est celui des relations humaines.
Saint-Exupery(真の贅沢というものは、ただ一つしかない。それは人間関係の贅沢だ。
サン=テグジュペリ)
 

みなさんは、「犬の十戒」をご存じでしょうか?
 
最近、TOKYOFM、AVANTI(アヴァンティ)の
バンクナンバーをポッドキャストで配信しており、
偶然、耳にしました。

 

http://www.tfm.co.jp/podcasts/avanti/?ym=200807
(2008年07月12日)
 
犬の十戒(The Ten Commandments of Dog Ownership)は、
作者不明のまま世界に伝わっている英文の詩で、
ペットとして飼われることとなった犬と人間との
望ましい関係を、犬が人間に語りかけるという形式で
訴える内容となっています。
 
<日本語訳>
 
1. 私の一生はだいたい10年から15年。

  あなたと離れるのが一番つらいことです。

  どうか、私と暮らす前にそのことを覚えておいて欲しい。
2. あなたが私に何を求めているのか、私がそれを理解するまで待って欲しい。
3. 私を信頼して欲しい、それが私の幸せなのだから。
4. 私を長い間叱ったり、罰として閉じ込めたりしないで欲しい。

   あなたには他にやる事があって、楽しみがあって、友達もいるかもしれない。

   でも、私にはあなたしかいないから。
5. 話しかけて欲しい。言葉は分からなくても、あなたの声は届いているから。
6. あなたがどんな風に私に接したか、私はそれを全て覚えていることを知って欲しい。
7. 私を殴ったり、いじめたりする前に覚えておいて欲しい。

 私は鋭い歯であなたを傷つけることができるにもかかわらず、

 あなたを傷つけないと決めていることを。
8. 私が言うことを聞かないだとか、頑固だとか、怠けているからといって叱る前に、

   私が何かで苦しんでいないか考えて欲しい。もしかしたら、食事に問題があるかもしれないし、

   長い間日に照らされているかもしれない。それか、もう体が老いて、弱ってきているのかもしれないと。
9. 私が年を取っても、私の世話をして欲しい。あなたもまた同じように年を取るのだから。
10. 最後のその時まで一緒にいて欲しい。言わないで欲しい、「もう見てはいられない。」、

   「私ここにいたくない。」などと。あなたが隣にいてくれることが私を幸せにするのだから。

   忘れないで下さい、私はあなたを愛しています。


<原文>
 
1. My life is likely to last ten to fifteen years. Any separation from you will be painful for me.

   Remember that before you get alone with me.
2. Give me time to understand what you want of me.
3. Place your trust in me- it's crucial to my Well-being.
4. Don't be angry at me for long and don't lock me up as punishment.

   You have your work, your entertainment and your friends. I have only you.
5. Talk to me. Even if I don't understand your words, I understand your voice when it's speaking to me.
6. Be aware that however you treat me, I'll never forget it.
7. Remember before you hit me that l have teeth that could easily crush the bones of your hand

   but that I choose not to bite you.
8. Before you scold me for being uncooperative, obstinate, or lazy,

   ask yourself if something might be bothering me. Perhaps I'm not getting the right food or

   I've been out in the sun too long or my heart is getting old and weak.
9. Take care of me when I get old ; you, too, will grow old.
10. Go with me on difficult journeys. Never say, "I can't bear to watch it .

   " or " Let it happen in my absence." Everything is easier for me if you are there.

   Remember I love you.


これを読み終えたとき、思わずジーンと胸が熱くなってしまいました。
 
自分は犬は飼っていませんが、知人がピットブルという
メスの闘犬を飼っており名前は、ティアラ。
 
マフィアが護衛に使っているほど本来獰猛で、
警戒心が強く、噛む力も強いため、
かつてタレントのベッキーが、鉄のプレートを
ピットブルに噛ませて、ジャイアントスイングしていたほど。
  
知人の家にときどきお邪魔しており、
来訪者の時は必ずほえたり、うなったりしますが、
自分のときだけは、狂ったかのようにしっぽを振り、
飛び回ります。 
  
しかも、一度は自分がその家に伺う予定があり、
飼い主がそのことをティアラに伝えると、
なんと、驚くべきことに玄関で自分がくるのを
待ってくれていたのです。



道玄坂で働くベンチャー課長

 
これが、実際そのときの模様。
 
ある意味、自分とティアラの関係は、
飼い主以上と、飼い主自身が言っていました。
 
特に理由はないのですが、ひとつ言えることは、
言葉では表現しがたいほどの親近感を
覚えるということです。
 
それはもしかしたら、自分が孤独な人間だからかもしれません。
 
経営者でも犬を飼っているひとがおり、
業績好調なDeNAの南場智子氏は、
なんと、オフィスの社長室で犬を飼っています。
 
http://blog.kushii.net/archives/1259436.html
 
また、サイバーエージェントの藤田社長も、
やはり自宅で犬を飼っています。
 
それは、いろいろ理由はあると思いますが、
経営者という人たちは、社会的立場がある反面、
常に内心、孤独であり、心を許してリラックスできる
場面が少ないといえますが、
犬を飼うことによって、アニマルセラピーではありませんが、
癒される部分が多面にあると思います。
 
自分もいずれは、犬を飼いたいと思っていますが、
六畳一間のアパートに一人暮らしで、
朝早く、夜遅いわけですから、到底飼える環境では
ありませんが、将来、マイホームなりもてるくらいになったら、
ぜひとも飼いたいものです。
 
ティアラとは、言葉は通じなくても、誰よりも理解し合えている、
そんな気がするでした。。。
 

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