「灘(なだ)」
自分はあまり縁がありませんでしたが、
中学・高校受験経験者であれば、
一度は目にする学校。
中学受験のために問題集を解いていても、
難問では、灘の過去問から出題されたりします。
問題が難しすぎて、まったく歯がたちませんでしたし、
大人だからといって解ける問題でもありません。
「平成教育委員会」などで出題されているかもしれませんが、
中学受験の難問は、知識よりも考える力、ひらめき力が
問われます。
学生時代、一人灘出身の先輩がいて、
司法試験の勉強をしていましたが、
深く接する機会もなかったので、灘について、
聞くこともありませんでした。
灘の特徴は、医師志望者、医学部進学希望者が多く、
学年の4分の1に相当するといい、理由は分析すると5つ。
1 医者の息子が多い
2 自分が医者でなくても、子供に医者を勧める親が多い
3 所得が高く、経済的に余裕ある生活が送れる
4 人の生命を助ける尊い仕事
5 灘に「勉強ができる生徒は医学部へ」という文化がある
また、逆に灘の生徒の親に医師が多い理由は、
1 医師の子供として能力が高いので、資質がある
2 家計が裕福で教育熱心
3 親子ともども医師をめざす傾向が強い
ちなみに囲碁関連では、坂井秀至棋士が灘卒業生で、
京大医学部に入学し、国家試験に合格。
京大医学部時代にアマチュア世界チャンピオンになり、
医学か囲碁か悩んだ末、28歳でプロ棋士となります。
余談ですが、囲碁の大会で上位にくるのは、
やはり偏差値の高い学校で、正直、
外見はぱっとしない雰囲気の生徒が多い印象がありますが、
実力は抜きんでていて、そういう生徒が、
認められ、仲間ができ、賞賛されるのも偏差値が
高い学校ならではでしょうか。
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