自分が一番好きな漫画家は手塚治虫。
子供の頃も読んでいましたが、本格的にはまったのは、
高校時代に「アドルフに告ぐ」読んでからです。
「アドルフに告ぐ」は、第二次世界大戦下、
ナチスをテーマに3人のアドルフを交錯させながら描く大作。
後にも先にも、これ以上に興奮した作品はなく、
とくにそのシナリオ性は、群を抜いています。
当時、寮にいたこともあり、手塚好きの友人から、
手塚マンガを大量に借りて、読みあさりました。
ちなみに、フランスの本屋でも、
フランス語版手塚マンガを読みました。
高校3年時、社会の授業で、各人が自由にテーマを決めて、
プレゼンをするという課題があり、
自分は、手塚治虫をテーマに、夏に青春18切符で、
品川発の夜行で臨時急行に一人で乗っていきました。
夜行といっても寝台なわけではなく、
東海道線などにあるボックス席で、赤の他人と相席で、
向かいの人とひざが当たってしまうほど、
せまく、窮屈な状態で、乗り換えの大垣まで6時間、
ずっとその体勢でした。
10時間かけ、ようやく目的地である兵庫県宝塚に到着し、
手塚治虫記念館を見学しました。
市立なので、さほど規模は大きくないのですが、
一通り見学し、市内を散策しました。
手塚は子供の頃、よく宝塚劇にいっていたとのことだったので、
自分もせっかくの機会であると思い、チケットを購入しました。
宙組の公演で内容はよく覚えていませんが、
なぜかとなりの席が小学生2人組でした。
自分が手塚が好きな理由は、いろいろありますが、
1つはシナリオ、構成がしっかりしており、
どれも終わり方が中途半端というのはありません。
手塚治虫の本名は、「手塚治」。
手塚は昆虫採取マニアで、自分で昆虫図鑑を
作ったほどであり、その中で、「おさむし」というのを
発見し、「治虫」と改めました。
彼が小学生時に描いた絵は、非常にうまく、
当時からデッサン力、描写力はずば抜けています。
手塚に関しては、また別の機会に掲載しますが、
手塚マンガでアトムやブラックジャック、
火の鳥しか知らない方は、「アドルフに告ぐ」がおすすめです。
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