「のだめカンタービレ 最終楽章」で登場する、
チャイコフスキー「1812年」。
先日、知人とこの1812年の話題で盛り上がりました。
この知人は、囲碁を教えてくれた恩人で、
15歳違いの兄貴分的な感じですが、
趣味が近く、絵画、クラシック、囲碁、スキューバなど。
1812年については、
自分も学生時代、音楽の授業で学び、
ナポレオンがロシア遠征で敗北し、
ロシアが凱歌を上げているのを、
後にチャイコフスキーが作曲したもの。
フランス国歌「ラ・マルセイエーズ」が
曲に組み込まれており、フランスでは、
この1812年が演奏されることはないといいます。
自分もCDをもっていて、好きな曲の1つ。
この曲の最大の特徴は、大砲(Canon)パートがあること。
楽譜をよくみると、微妙に音階が違うんです。大砲を使い分け?
実際の演奏では、もちろん再現できないので、
別の楽器を使うのですが、
これを忠実に、楽譜通りに演奏した録音があります。
それが、ドラティ指揮のCDで、
タワーレコードで発見し、購入しました。
音源は古く、テンポがゆっくりなのですが、
後半になると、だんだん盛り上がっていき、
急に轟音がこだまします。
ドォォォォーーーーン!
ドォォォォーーーーン!
地響き、振動が、音を通じて感じ取れます。
自分もクラシック好きで、いろんな曲を
聴いてきましたが、こんな桁外れのスケールの大きい、
度肝を抜かれるような演奏は、初めて。
もはや、クラシックの域を超越しており、
聴いていて、笑いが止まりませんでした。
もし、自分の結婚式があれば、
自分がコサック兵の格好をして、
この曲を流せば、相当おもしろそうです。
CDの値段も1000円と手頃で、
当時200万枚売れたみたいです。
一度は聴いてみて損はないですし、
1812年ならこの1枚が、絶対おすすめです。
「冬将軍 負けてつくった 凱旋歌」 シチョウアタリ
- チャイコフスキー:管弦楽名曲集/ドラティ(アンタル)
- ¥1,000
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別映像ですが、大砲を使った演奏(YouTube)
http://www.youtube.com/watch?v=w-4SRvGUtn8&feature=related