寮生活8年 | 道玄坂で働くベンチャー課長だったひと

道玄坂で働くベンチャー課長だったひと

Il n'est qu'un luxe veritable, et c'est celui des relations humaines.
Saint-Exupery(真の贅沢というものは、ただ一つしかない。それは人間関係の贅沢だ。
サン=テグジュペリ)
 

自分は中学3年、高校3年、大学2年間、
計8年間、寮生活していました。
 
中学から寮だったので、
小学校卒業と同時に実家を離れたわけで、
もう、家を離れてからの人生の方が、
長くなってしまいました。
 
そのためか、実家に帰ってもそわそわ。
 
もちろん、自分の部屋などというものは存在しません。
 
中学から寮に入ったのも理由があって、自分には、
2つ上の兄がおり、すでに中学に進学していましたが、
反抗期あってか、いまでいうプチ家出を繰り返していました。
 
それを見ていた小学生の自分は、
だったら一層のこと寮に入ってしまえばいいという、
大胆な「家出計画」を立てたのです。目
 
おませだと思いますが、小学生ながらに、
そろそろ親元を離れたいという気持ちもありましたし、
実際、入寮してからも、ホームシックになることは、
一度もありませんでした。
 
そう考えると当時から、自立願望が強かったと、
思います。
 
さらにいえば、フランス留学した時も、
ようやく島国日本を「脱藩」ならぬ、「脱国」ロケットできたのですが、
なんせ1年間という期限付きで、しぶしぶ日本に戻りました。しょぼん
 
寮時代の友人というのは、一生のつきあいで、
特に社会人になると、それぞれの仕事で
活躍しているのが意外で、楽しくもあります。
 
寮生活もそうですが、共同生活をうまくやるコツは、
「相手に干渉しないこと」、
フランス語でいう "laisser faire" です。
 
干渉を始めると、お互い段々、気まずくなってきます。
 
本当に相手に変えてほしいと思うのであれば、
きちんと話し合いの場を持つべきです。
 
もうさすがに社会人なので、これ以上、
寮生活を経験することはないと思いますが、
あったら、またやっても悪くないですね。
 
「根気よく 桃栗3年 寮8年」 シチョウアタリ