「21世紀を代表する会社をつくる。」
こんな冒頭で始まる、
藤田晋 『渋谷ではたらく社長の告白』。
2年ほど前に、一度読み、今回2度目。
ただ、2年前と違うのは、
現在はオフィスが同じ渋谷マークシティで、
仕事でも、サイバーエージェントとの接触あります。
↑担当者からの今年の年賀状
彼は、福井県出身で、勝負ごとに強く、
小学校の時、将棋の県大会で優勝。
学生時代は、雀荘からスカウトされ、
プロの雀師として働き、負け越すことは
なかったほど強かったといいます。
その後、起業を目指し、学生ながらに、
アルバイトで、毎日100件近く飛び込み営業。
徐々に売上を上げていき、
卒業後は、インテリジェンスに就職。
同期でも圧倒的に働き、結果を残し、
その後、脱サラして、インターネット営業会社を設立。
週110時間働くと決め、時流と相まって、20代起業家として、
新聞でも大きくとりあげられたのが宣伝となり、
受注が追いつかなくなるほどに発展。
様々な変遷を経て、ついに
独立系企業とし史上最年少にて上場するも、
すでに、ネットバブル崩壊の兆しがありました。
上場後も、資金はあるも決算は赤字で、
株主はもとより、世間からも罵声、非難中傷。
それを乗り越え、景気の復調もあり、
インターネット事業を中心に、
再び軌道に乗り、現在に至ります。
このアメブロも、サイバーエージェントが運営。
自分がこうしてブログをカキカキし、
いろんな読者と知り合えたのも、
突き詰めると、藤田社長のおかげであり、
間接的な恩人です。
自分がアメブロから受けた恩恵は、
はかりしれません。
月1000円払ってでも、続けますし、
アメブロ自体も、事業開始より、
ずっと赤字であったのが、藤田社長直下での
陣頭指揮のもと、ようやく単体黒字化に成功しました。
考え方によりますが、これだけのサービスを、
無料で提供している点がすごいですし、
事業の継続性という観点からも、
黒字化は必須で、それすらもやってのけています。
さまざまビジネスモデルはありつつも、
最終的には、試行錯誤。
アメブロの原点を知る上でも、
おすすめです。
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