戦略と戦術 | 道玄坂で働くベンチャー課長だったひと

道玄坂で働くベンチャー課長だったひと

Il n'est qu'un luxe veritable, et c'est celui des relations humaines.
Saint-Exupery(真の贅沢というものは、ただ一つしかない。それは人間関係の贅沢だ。
サン=テグジュペリ)
 

ヤマト運輸・中興の祖、小倉昌男は、
著書「経営学」 で、戦略と戦術の違いを述べています。
 
「戦術は、日常の営業活動において競争に勝つための
方策であり、戦略は、経営目標を実現するための
長期的な策略である。」
 
これと同じことを、サイバーエージェント、
藤田社長が、ブログで語っていました。


(経営戦略と営業戦略)

http://ameblo.jp/shibuya/entry-10382171755.html
 
F1にたとえてみると、グランプリ、
シリーズに優勝するという目標を設定します。
 
戦術は、そのレース当日における天候やコース、
ガソリンの量や、ピットインのタイミング、
タイヤの種類や、ポジション取り。
 
戦略は、マシーンの開発から、
設計者を誰にするか、ドライバーを誰にするか、
どういうチーム編成にするか、
どういう素材を使い、どのメーカー、サプライヤーと
提携し、予算をどう振り分け、資金を集めるか。
 
この戦術と戦略、どちらか一方でも、
勝ちつづけることはできないんですね。
 
「物事には、どんなものにもメリットとデメリットがある。
たとえば、社員を減らせば人件費は減るが、
営業力は落ちる。同じように社員を増やせば、
営業力は増すが、人件費は増える。

(中略)サービスとコストはトレードオフの関係にある。
どちらを取るかで経営は大きく変わってくる。 
経営は、トレードオフの連続といってもよい。

経営者でなければできない戦略的判断が、
常に求められているのである。」
 
経営って、やっぱり難しいです。。