山崎豊子の小説は、
ドラマしかり、映画しかり、
よく映像化されます。
一般的には、映像から入ることが
多いと思いますが、自分は小説が先。
というより、むしろ、
ドラマも映画も見たことありません。
(家にテレビないですし・・・)
自分が一番始めに読んだ作品は、
最近映画化された『沈まぬ太陽』です。
きっかけは、テレビがあった当時(2年前)、
爆笑問題の太田光が、
この『沈まぬ太陽』を読んで、電車で泣いたと
語っていたのがきっかけです。
この本を読んで、労働組合とはなにか、
春闘とは何かを理解できました。
『沈まぬ太陽』は強烈で、それから虜になり、
『不毛地帯』『白い巨塔』『大地の子』『二つの祖国』
『華麗なる一族』等々、図書館で全集を借りて、
代表作はすべて網羅しました。
山崎豊子の特長は、元毎日新聞の記者で、
取材、裏付けがしっかりしていることと、
もう1つは、女性の視点ということではないでしょうか。
取材がしっかりしているからだと思いますが、
読んでいても、情景が目に浮かび、
たしかに映像化しやすいと思います。
もし、ビジネスライフを知る上で、
大学生、就活生に読んでほしい作家、作品を
あえて上げるとしたら、山崎豊子の作品と、『島耕作』でしょうか。
城山三郎の作品を大学時代読んでいましたが、
あれは、また観点が違い、遠い印象がありました。
何でもそうですが、
やっぱり原作がおもしろいです。
映画、ドラマを観られた方は、
ぜひ原作をご一読してみてください。