現在、東京丸の内、丸善本店4階にて、
「松丸本舗
」という企画が開催されています。
11月上旬に、来年の手帳を買おうかと
行ったときに、偶然発見しました。
「松丸」とは、
「松岡正剛」と「丸善」の略。
松岡正剛に関しては、ISIS(イシス)
の校長であり、
「千夜千冊」など、その道ではかなり有名な人です。
自分がこの人の存在を知ったのは、
外資を紹介しているコラム「タカシの外資系物語
」で、
松岡正剛に関する記事があったのです。
それから、自分も本をいくつか購入し、読みました。
代表作『知の編集工学』のあとがきで、
「情報」について、3つの見方があるとしています。
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1.「情報は生きている」
(人間は情報編集のしくみに属しながらいきているということ)
2.「情報はひとりでいられない」
(情報はつねに別の情報との頻繁な離合集散をおこす"縁"のようなものをもっている)
3.「情報は途方にくれている」
(情報は自分の行方をさがしている"家なき子"で、適切な誘導を待っている)
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この3つに関しては、まったくそのとおりであり、
言い得て妙です。
この編集するという行為、作業は、
人間の脳特有であり、ブログを書くということも、
まぎれもなく、編集作業であり、
思ったこと、出来事を、一度自分で考え直して、
文章にしているわけです。
さて、この「松丸本舗」ですが、
本屋の企画としては、他に類を見ない優れた企画であり、
蔵書数の多い丸善だからこそ、実現できたのかもしれません。
眺めているだけでも楽しいですし、
細かく1つずつ見ても、いろんな発見があります。
開催期間がいつまでか、わかりませんが、
丸の内に行く機会があったら、ぜひ、寄ってみてください。