教室に通うこだわり | 道玄坂で働くベンチャー課長だったひと

道玄坂で働くベンチャー課長だったひと

Il n'est qu'un luxe veritable, et c'est celui des relations humaines.
Saint-Exupery(真の贅沢というものは、ただ一つしかない。それは人間関係の贅沢だ。
サン=テグジュペリ)
 

自分は、短期、長期を含めて、
多岐に渡って、いわゆる教室に通っています。
 
小学校では、水泳、ピアノ、軟式野球、
学習塾に通っていました。
 
社会人になってからは、
絵画教室、速読教室、忍者教室(古武術)、
サルサ教室、そして、囲碁教室です。
 
忍者とサルサに関しては、
2、3回通ってやめました。
 
当然、興味があっていったわけですが、
率直に言えば、自分に合わない、
また、教室になじめないと感じたからなのです。 
 
自分が苦手とするものは、
不規則な動きをしたり、
相手と合わせるというのが、
どうもダメみたいなのです。
 
運動神経が悪いわけではないと思いますが、
体が覚えない、スムーズに理解できないのです。
 
そういうこともあり、
現在、継続して通っているのは、
絵画教室と囲碁教室のみです。
  
ただ、2つのみといっても、
土曜午前は囲碁教室で、
日曜午後は絵画教室のため、
週末は、わりと多忙です。
 
ちなみに、絵画教室もあきる野市(奥多摩方面)に
あるため、自宅から通うのに、
片道2時間かかります。
 
自分があえて、教室に通っているのは、
いくつか自分なりの理由があるのです。
 
1つは、教室に通うことが、
「最も効果的なお金の使い方」なのではないか、
ということです。 
 
何か新しいことを始めようとしたときに、
何事であれ、独学というのは、
非常に時間がかかりますし、
周囲の状況がわからないため、ある種、危険です。
  
従って、一番いいのは、その道の人に、
教わるのが、間違いがないですし、習熟も早いのです。 
 
2つ目は、「メリハリをつけやすい」という点です。
仮に自分一人で囲碁をやっていれば、対局する相手は、
コンピュータしかいないわけですし、
メリハリがありません。
 
しかし、週1回、定期的に教室に通うことにより、
それを目標に、目安に、1週間過ごすわけで、
スポーツで言えば、平日、練習して、
週末に試合をするという流れです。
 
対局に勝てば、嬉しく、練習が報われますし、
負ければ、悔しく、もっと強くなりたいと思うわけです。
 
3つ目は、「仲間、友人ができる」という点です。
通っている囲碁教室では、主婦を含め、
40代、50代以上の人が多いですし、
そういう人と、普段接する機会は、
自分みたいに会社勤めしている人にとっては、
仕事を除いては、皆無といっていいほどないわけです。
 
中には、若い人もいますし、そういう人と教室であえば、
囲碁に関する話もそうですし、同じ仲間として、
共有できるわけであります。
 
4つ目が、これが一番、重要だと思いますが、
やはり、その先生に、直接会って、指導を受けることにより、
「技術的なこと以外のことを、多く学ぶことができる」点です。


囲碁の場合は、石倉先生になります。
 
それは、石倉先生の人に対する振舞い方であったり、
話し方であったり、物事の考え方であったりです。
 
さらに突き詰めれば、いわゆる先生の持つオーラを、
知らずに打ちに、自分の五感、皮膚から吸収しているのです。
 
なので、教室選びにしても、
この先生に心底、ついていきたいと思えるかどうかが、
カギだと思っています。
 
どの道にしても、心から信頼できる先生を
持てることほど幸運なことはありません。

結局は、自分は、そういう人間的な部分で、
判断しているような気がします。
  
こういう教室に通うことは、
単なる趣味以上のものがありますし、
うまくいけば、人生の大きなプラス要素となることは、
間違いありません。
 
お金は相応にかかりますが、
その対価は十分得れると思いますので、
機会があれば、ぜひ、何か教室を探して、
通ってみてください。
 
きっと、新しい自分を発見できると思います。