やっぱり多読? | 道玄坂で働くベンチャー課長だったひと

道玄坂で働くベンチャー課長だったひと

Il n'est qu'un luxe veritable, et c'est celui des relations humaines.
Saint-Exupery(真の贅沢というものは、ただ一つしかない。それは人間関係の贅沢だ。
サン=テグジュペリ)
 

自分に関しては言えば、多読の弊害として、
読んだ内容を忘れるならまだしも、
読んだことさえ忘れていることもしばしあり、
同じ本を2度買ったり、
読んでいる途中で、ようやく気が付いたり、
そんなことがあったりします。
 
また、本に投資するお金もさることながら、
どんどん、買っていくため、
家に本の置き場がなくなるのも、
現実的な問題です。
 
そのため、引越し等があるたびに、
ブックオフに出張買取に来てもらったり、
人に上げたり、そのまま捨てたり、
親戚の家に預けるなどして、
一定量におさまるようにしています。
 
本当は、立花隆のネコビルぐらいに、
ジャンルごとに整理できれば、
理想的なのであろうが、
通常のアパートでは、困難なのです。
 
よく、自分も勘違いしてしまうのが、
 
「本は財産だ」
  
だと思ってしまいますが、正確には、そうではなく、


「本は、読んでこそ財産であり、
 しかも、その財産は、本そのものではなく、
 本当は、自分自身こそが財産なのである」
 
ということです。

この点を間違えると、
古本屋さんみたくなってしまい、
本を集めることが目的化してしまいます。
 
そして、同居人にだんだん嫌がられます。
 
さっきのような意識を持っていれば、
本に読まれるということはないと思います。
 
読み方に特に決まりはありませんが、
読書一つにも、突き詰めていくと、
なかなか奥深いものがあるのでした。