「い・ろ・は・す」を考える | 道玄坂で働くベンチャー課長だったひと

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Il n'est qu'un luxe veritable, et c'est celui des relations humaines.
Saint-Exupery(真の贅沢というものは、ただ一つしかない。それは人間関係の贅沢だ。
サン=テグジュペリ)
 

自分は正直、「い・ろ・は・す」(コカコーラ社の水)に疑問を感じています。

いわゆるコカコーラ社のブランディング、マーケッティング戦略に過ぎないと。

そもそも、コカコーラ社は、「森の水だより」という主力製品をもっています。

エコという観点から言えば、コカコーラだけではないですが、
日本独特の2リットルのペットボトルほど、エコでないものは、
ないと思います。

自分も、2リットルの水をケースで取り寄せていますが、
あれは、つぶそうと思っても、絶対きれいにつぶれません。

いわゆる頑強に、でき過ぎているわけです。
つぶれないものですから、やたらかさばります。
ただ、運搬上、ケースをどの向きで積んでもいいという、
業者側の都合だと思います。

その点、ヨーロッパは進んでいて、水は1,5Lが主流ですが、
かならず、簡単につぶれるようなペットボトルの構造になっています。

つまり、自分が言いたいのは、本当にコカコーラ社が、
エコを考えているのであれば、「森の水だより」のペットボトルを
変更するのが優先ではないかということです。

規格を変えるということは、莫大な費用がかかり、メーカーにとって
容易ならざることですが、それをやってこそ、革新的なのではないでしょうか。

また、味についても、軟水か硬水かによって、
舌触り、口当たりが変わるだけで、それほど、味自体に違いはなく、
軟水であれば、クセがないということになります。

なお、「い・ろ・は・す」は、軟水です。

「い・ろ・は・す」は、きれいにつぶれますが、
クリスタルガイザーの500mlも同様に、
簡単につぶれます。持ちやすさ、ねじれるというのは、
「い・ろ・は・す」独特ですが、それ以外は、
特に目新しいことは、ないと思います。

そんなこんなで、コカコーラ社のマーケティング戦略に、
ほとほと感心してしまう自分でありました。