最近、みた映画で、「シェフズ・スペシャル
」という
スペイン映画がある。
この作品は、ジャンルとしては、コメディに当たるが、
第18回 東京国際レズビアン&ゲイ映画祭
において、
上映された作品である。
上映場所が、青山のスパイラルホール
で、
会社とほど近く、予約をして、仕事終わりに鑑賞しに行きました。
場所が場所だけに、それなりにおしゃれな感じの建物で、
3階が上映会場なのに、エレベータが3階に止まらず、
2階より、階段で登りくださいとあるのに、
2階にも、エレベータが止まらないという状況。
しかも、とりあえず4階に上がったものの、
4階から、3階の会場へは行くことができず、
結局、1階にもどって、階段の場所を店員に聞いて、
ようやくたどり着くことができた。
館内では、やはりゲイらしき男性カップルが多く、
日本において、マイノリティで、認知度が低い社会において、
ひさびさにゲイに遭遇した感じであった。
ひさびさというのも、自分がパリに留学していた時は、
土地柄、文化柄、ゲイが多く、よく男女間で、
あいさつがてらに、ビズといって、お互いのほっぺに、
キスをかわすわけであるが、
ゲイの人たちは、当然のように、男性同士で、ビズを
するわけである。
男女間でやるのは、相手との距離感が縮まるし、
効果的であると思うが、男性同士だと、
相手の男性のひげがジョリジョリしていて、
心地よいものでは、決してない。
映画自体は、スペインのラテン的な映画で、
レストランのオーター兼シェフの男性が主人公で、
ゲイなわけであるが、それが、いろんな男女関係、
男男関係(ゲイ)、子供の問題、レストランの運営の問題等が、
複雑に交錯していくのである。
作品の内容はともかく、
スペイン語を一気にまくしたてるように
話しているのだが、スペイン語を理解できない自分にとっては、
映画を観ていても、字幕は当然あるわけであるが、
今ひとつ、乗り切れない部分があるのである。
自分がかつて、フランス映画を観た経験上、
こういう、テンポの速い会話が多い場合は、
翻訳のスペース上、本来の3割ぐらいの最低限の意味でしか、
訳せていないような気がするのである。
特に、その言語特有の言い回し、表現などは、
日本語で翻訳しようがないし、訳したところでおもしろくもない。
フランス語が出来る以上、いずれは、
スペイン語も、できればと考えていますが、
経験上、中途半端な気持ち、動機、環境では、
大したレベルに達せれないことは、よく分かっています。
ともかく、日本では難しいかと思いますが、
ゲイなどの同姓愛者と友達になって、
もっと理解を深めてほしいというのが、
自分のこの映画の感想でしょうか。