ランス・アームストロング(ツール開幕直前インタビュー) | 道玄坂で働くベンチャー課長だったひと

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Il n'est qu'un luxe veritable, et c'est celui des relations humaines.
Saint-Exupery(真の贅沢というものは、ただ一つしかない。それは人間関係の贅沢だ。
サン=テグジュペリ)
 

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Q:<今回の復帰して、どのような感じか?>

A:お金のためでもなければ、新たに、優勝したいということでもなく、
有名になりたいということでもない。
 
自分が純粋に走りたいという欲求と、
「ランス・アームストロング財団」を援助するためである。
 
とにかく、走りたい。自分が最強であると、言うことはできない。
 
純情な気持ちで、今大会に望んでいる。それを信じてほしい。
 
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Q:<4年が経過して、ツールに戻ってきて、大きな変化があったか?>
 
A:ない。いつも楽しげで、最も大きな自転車のイベントである。
あえていうなら、ツールは、自転車競技としては、大規模すぎる。
 
他のロードのレースが、ほとんど目立たない。
 
これほどの違いがあるのは、正常な状態ではない。
 
いずれにしても、今年のツールは素晴らしいものになる。
 
初日から、最終日まで、ずっとおもしろい。
 
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<Q:今回のツールで最も、刺激的なものは何か?>
  
A:それは、各レースのゴール地点の配置が、魅力的である。
  
チームタイムトライアルにしても、25日の山岳にしても。
 
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<Q:今回、総合で何位になるつもりか?>
 
A:それはチームによる。コンタドールがすばらしければ、
彼のために走るし、自分の総合順位は重要ではない。
 
また、コンディションは良好である。ただ、チームを重視しなければならない。
 
個人的には、トップ3位か5位に入れれば、満足である。
今回は、必ずしも優勝する必要はない。
 
それに、自分が偉大な選手であることは、既に証明されている。
 
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<Q:もう自分における勝負には、勝ったと?>
 
A:「ランス・アームストロング財団」という観点からすれば、
すでに、勝ったといえると思う。ひとつの勝利の証である。
 
自分自身に関しては、ツールやジロに勝てなくても、
それが、ひとつの勝利であると思う。
 
遠くで多くのひとびと(がん患者)が、自分を待っているのである。
 
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