私は、クモ(蜘蛛)が好きではない。
しかし、クモは殺さない主義だ。
今朝、私の寝室の天井に、一匹のクモがいた。
私は家の中に一匹でも虫がいるのを好まない。
そのままにしてはおけない。
いつものように、私は空いたペットボトルを構え、生け捕りにしようとした。
しかし、それを察知し、すばやく天井の電灯の隙間に逃げ込むクモ。
私は、左手に割り箸を持ち、電灯の隙間に差し込んだ。
すると、クモが隙間から出てくる。
そこへすかさずペットボトルの口をクモに近づける。
しかし、再び逃げるクモ。
また隙間へ逃げてしまった。
再び割り箸で外においやる。
私は、右手にペットボトル、左手に割り箸を持ち、天井をにらみつける。
逃げる、割り箸、ペットボトル、逃げる、割り箸、ペットボトル、という同様の応酬が繰り返された。
奮闘すること、約5分。
割り箸に気をそらせ、ようやく、ペットボトルの中にクモを閉じ込めることに成功した。
さて、それをどうするか。
私はいつものように、窓を開け、外に出してやった。
「もう入ってくるんじゃねぇぞ!」と言いながら。
私は、クモが好きではないのだ。