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MAGOはとにかくよく人に声をかけられます…
よっぽど人の良さそうな顔でもしているのでしょう…
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そしてまた…
ロサンゼルス空港で…
日系人に声をかけられた…
「実弾射撃なんか興味ありませんか?」
どうやら個人で現地ツアー的なことをやっているみたいで…
おそらく、正規のものではないと思うけど…
当時はめちゃくちゃ興味があったので、すぐさまその話にのって半信半疑ではあるが、日本人が日本人を騙さないだろう…という安易な考えでお願いした。
待ち合わせ時間と場所を決め一旦別れ…数時間後…
僕らのホテルにバンで迎えに来てくれた。
後部座席に乗り込むと…
おお~!びっくりした~!!…
ビニール袋に入った大量の実弾が何種類も置いてあった!
「あ、これ、今日使う実弾」
「弾は自分持ちなんだよね…」
どうやらその方が安上がりらしい…
…っていうか。
実弾をこんなビニール袋で持ち歩くのってアリなの?
という事で、そんな怪しさ満点で出発した。
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実弾射撃ってのは、日本では自衛隊にでも入らないかぎり絶対にできない事だからね…
自衛隊だって、どんな銃でも撃てるわけじゃないし…
だからアメリカではとても人気のアクティビティーなわけです。
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郊外のシューティング場に到着。
しかし、ずいぶんと走りました…
いったいそこがどこだったのか?いまだに分からない…
建物の中に入るやいなや…
おおーーーーーっ!
カックイイーーーっ!
こ、これ。
みんな本物?
すげー!すげー!
何が撃てるの?って聞いたら。
ハンドガン、アサルトライフル、マシンガン…
あるものは何でもどうぞ!って感じだった。
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早速、ブースへいくと…
女性もいるんだね…
驚いたのは、鎖とかに銃をつないでないんですよ…
完全にフリー状態なんです。
ハワイの時は銃が鎖につながっていて、しかも銃が後ろ側(店の中)に向かないように固定されていたんです。
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早速。
撃ってみたかった銃!
【グロッグ18】
グロッグは、1989年日本公開のハリウッド映画『ダイハード』で、悪党が持っていた銃で、おそらく日本でもそれを皮切りに銃マニアの間で流行っていったと思う。
実際に日本のトイブランドでも、グロッグのエアー銃やガス銃が数多く製品化されていて、MAGOも当時ガス銃を買って持っていた。
グロッグは本体が樹脂で出来ているという珍しいハンドガンで、映画ダイハードの中では「樹脂で出来ているからX線(空港の手荷物検査)にも映らない代物だ!」と言っていたのが印象的だった。
※実際は空港の検査でもしっかり引っ掛かります
早速、グロッグを撃ってみる…
パンっ!
おおーーーっ!
反動がすごい!!!
あれれ?
ハワイの時とぜんぜん違うぞ…
そもそもグロッグの銃本体が樹脂製で軽いため、その分弾の反動で簡単に振られてしまうってのはあるんですが…。
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スタッフに聞いたら…
ハワイのは同じ弾でも火薬の量が違うらしい。
ハワイに限らず、射撃ツアーなどの観光用の場合は、誰でも簡単に撃てるように火薬の量を少なくしている所が多いということです。
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とにかく、ここはホンマ物の実弾だってことです。
グロッグは、撃っている最中に度々ジャムる。
ジャムる…とは、ちょっと専門的な話になるが…
撃ったあとの薬きょうがスライドから排出されるときに、スライドの中で引っ掛かること。
これはこの銃の欠点ともいえる部分で、よくあることらしい。
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【デザートイーグル】
これ、かなりヤバい銃なんです!!
「普通の人が撃つと肩の骨が外れる…」
「走ってくる車を1発で止められる…」
など、その威力の凄さを語られる代物です。
まあ、それくらい凄いんだぞ!っていう、ちょっとオーバーな表現だと思います。
とにかく銃をしっかりホールドすることだけを考えてターゲットに銃を向けた。
肘をしっかりまっすぐに張ってないと、反動で銃が顔面に当たってケガしてしまうなんてことは実際にあるらしいです。
緊張しながら…
引き金を…
おお…怖くてなかなか引けない…
バンっ!
おおーーーっ!
びっくりした~~~!!!
身体全体が後ろへ持っていかれました…
こわーーーっ!!!!!
もういいわ!
たった1発で撃つのをやめた…
怖い怖い!
ダメダメ。
こんなの。
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いやね…
よく映画やドラマなどで、銃を片手で連射するシーンがあるけど…
あれ、無理だよね?
9mm弾のような比較的反動の少ない弾ならなんとかいけるかもしれないが…
それでもちょっと難しいよね…。
連射は無理!
ましてやマグナム弾のような強力な弾だと片手は無理だよな…
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正直、だんだん怖くなってきたんですよね…
こんな恐ろしいもので身を守らなきゃいけない世界って…なんなんだろう…
そう感じてきて…。
実はこれを機に、MAGOは銃器にはまったく興味がなくなりました…。