その理由は至ってシンプル!
『使わないから』
言い換えれば
使う必要のない国
だから…ですよね?
みなさんは普段、英語をどれだけ使う機会がありますか?
英語がしゃべれないがために困る事が年に何度ありますか?
僕に限っては、普段の私生活ではまったくありません。
よく『オランダ人の英語力は高い!』とか言うけど…。
それは全く違う環境だから…と、誰もが想像できますよね?
だから、日本と比べても意味がない。
ランキングが低いのも当然。
だって『人』が悪いんじゃなくて『環境』だから。
オランダは既に日常生活に英語がかなり浸透していて、小さい頃から英語に触れる環境に囲まれ育っていくからで、それはオランダに限らず日本以外の国ではよくある事です。
日本にだってそんな環境があれば、もっと英語力順位は上がっていくと思うんですよね。
しかし、その使う場が無い日本において、”英語を勉強する”という一種の無駄な作業こそが問題だと思うのです。
だって使わないんだもん。
なのに、なぜ英語の『学習法』ばかり注目すされるのか?
それは、日本は英語コンプレックス…いや、西洋文化コンプレックスの高い国だからなのよ。
だから、みんな英語は喋れるようになりたいの。
その『英語学習法』がビジネスになるからなの。
『1週間で英語ペラペラ』…とかね。
そしてまったく英語のできない(という想定の)人の”ビフォーアフター”を映像で必ず見せられるでしょ?
(昔、僕の知り合いの帰国子女がその役をやっていたので、僕はそういうCMを信用しません)
それを観た人は、心理的に自分と重ね合わせちゃうでしょ?
「自分もこんな風になれる…」と。
でもね…
それもアリなのかな…って、思うわけ。
そうやって英語を学んでいる事が楽しいのなら…それで良いと思う…。
僕も若い頃は英会話学校に通ったことがあるんです。
結局、なんの役にも立たなかったけど。
でも、外国人の先生たちと触れ合ってめっちゃ楽しかったんです。
前にも書いたんですけど。
英語は勉強というより『慣れ』なんですよね。
能力の問題じゃない。
勉強してダメでも、仕事で使ってると自然にどんどん身に付いてくるんです。
どんな能力の人だって、その国でその言語を喋っているわけですから。
こんな僕だって日本語はペラペラです。