...と言う事で。
MAGOです。
造りの良いギターって何なのか?
いったい何をもって造りが良いというのだろうか?
まずはその人の好みが大前提ではあるんですが...。
基本的な要因としては...
1、造りそのもの。
2、仕上げ。
3、パーツの品質。
そしてコンディションがあると思います。
すべてがパーフェクトなのがもちろん一番なのですが...
これがまたなかなかそうではない場合が多いです。
1、造りそのもの。
ここ最近もギター屋を巡ってはちょこちょこ試奏させていただいておりますが。
近年その価格帯に限らず『造りそのもの』という点ではそんなに悪い物も見なくなってきました。
それは大昔と違い、今はどこでも最新コンピューター制御の木工機械が整っているからだと思います。
機械がやるのですから、何処で誰が作ろうと差が出づらいというわけです。
とくにストラトキャスターなんていったら、それほど複雑な構造しているわけじゃないですからね。
そのへんの家具の方がよっぽど複雑です。
2、仕上げ。
ここはやはり人の手が入る部分ですから、コストの関係でその価格に応じたものになるのかなと思います。
人件費は価格にかなり影響しますからね。
よく安いモデルだと塗装ムラや塗装の欠けがありますけど、ハイエンドモデルと比較しては可哀想です。
それで良いとは言いませんが、そんなもんだという開き直りも必要かもしれません。
微妙なレリック仕様だと思ってください。
日本人はとくにパッケージにこだわる人が多いですが、とくに塗装などは直接そのサウンドや弾き易さなどには大きく影響しませんから、単に楽器としてはどうでも良い部分です。
それより重要なのは何と言ってもネックです。
ここは常に触れる部分ですから仕上げは気になる部分です。
とくにフレットですね。
フェンダーコロナ工場の見学でフレット一本一本、人の手でヤスリがけしているのを見ましたが、本当に手間がかかる作業です。
故に価格の安い物だと処理が甘いものや下手したらただ付けただけ?ってのが本当に多いです。
ネックの端を手を滑らせるとバリバリと引っかかる感じです。
ストッキングで擦れば確実に伝線します。
(冬場にネックが痩せてフレットが飛び出す現象とは違います、これは後ほど...)
これはあまりよろしくありませんね。
少なくても僕はどんなに気に入ったモデルでもここがダメなら試奏すらしません。
ネック握ればすぐわかりますからね。
しかし、仕上げの良いネックを知らない初心者さんだと、そんなバリバリフレットでもそんなもんだと思ってしまうかもしれませんね...
最近は安いモデルばかりではなく、ある程度の価格でもこういうネックのギターが多くなってきたような気がします。
3、パーツの品質。
ここは一番コスト削減の対象になる部分ですね。
おそらくですが、どこのブランドもパーツだけは外注が多いからだと想像します。
とくにコントロール部は外から見えないですから、開けてみたら笑ってしまうほどチープな物もけっこうあります。
やりやがったな〜って思います。
( ´艸`)
当然、ここが安物だと耐久性が低い場合が多いですからすぐ壊れたりします。
ですが、パーツは簡単に交換できる部分でもあります。
しかも一つ一つは高品位の物でも意外と安いです。
その他のボディーやネックの造りが良いギターなら、交換する価値はあります。
スクワイヤーなんかはギター本体の造りや仕上げの良い物がけっこうあります。
ですがパーツの悪さで悪評がついたりします。
パーツさえ換えれば逸品ギターに変身する物がけっこうあります。
むしろ本家フェンダーよりよっぽどマシなギターになったりします。
それこそ羊の皮をかぶった狼です。
チューニングマシン。
ここはネックに次いで重要な部分ですからね...
ここが安物だと精度が低かったりチューニングが合いづらかったりしますが、見た目やちょっと試奏したくらいではわからないですからね...。
もちろん、安いギターでもしっかりした物を使っている物もあります。
僕は長年の経験から(笑)
なんとなく見てそれが良いチューナーか悪いチューナーかが大体わかりますけどね。
ここは交換するって言ってもけっこう大変ですからね。
自分でできれば良いですが、リペアに出すと時間もお金もかかるし、パーツ代もそこそこしますからね。
ピックアップ。
僕の中ではどうでも良い部分の一つです。
真っ先にここを交換する人いますけど、パーツの優先順位から言ったらピックアップなんて一番最後です。
だから気にする部分ではないです。
ギターってのは単に高価なピックアップを付ければ良いってものでもありません。
そのギターそのものの味ですから。
そもそも、最近はそんな酷いピックアップなんてそうそう無いです。
音を変えたきゃギター自体を変えろ...てのが僕の持論です。
コンディション。
ここですよね...
ここは話が長くなるのでまた次回に!
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