...と言う事で。
MAGOです。
ご観覧ありがとうございます。
私の勝手なストラトレビューでございます。
暇つぶしに読んでくだされば幸いです。
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ここのところ急にヒマになったので...
また楽器屋さんにストラト見学?に行ってきました。
今年に入って…
ってもう年末か…早いな…
そう。今年に入って、持っているギターを整理したって話を以前に書きました。
今年の初め頃に部屋の模様替えと共に7本ほどあったギターを、何故か一番安いSquier(スクワイヤー)の60s Stratocasterを一本残し、すべて処分してしまったのです。
一番安いけど一番良いストラトでしたから。
7本あったって言ったってどれも安物ばっかりですよ。
とくに一生モノみたいな高価な物は無かったですから。
中には衝動買いして後悔した物もありましたので、一度スッキリさせる意味でもそうしました。
それによってかなりストレスフリーになりました。
物を持ちすぎてもストレスなんです。
でも新しい物を買うって、これまたストレス解消になるんですよね…
やっぱり50sスタイルのストラトが1本欲しいな…と。
困った物です…(>_<)
まあそんな贅沢な事を思ったわけですが、購入資金はギター処分した時のがありますから。
許してください…奥様…m(__)m
…と言っても。
奥様はまったくギターに興味がないので、7本だろうが1本だろうがまったく気づきませんけどね。
「なんか部屋スッキリしたなぁ…」くらいです。
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さあ、やってまいりました。
久々の東京です。
東京ってすごいなぁ…
人がいっぱいいるよ。
面白そうな店もたくさん。
気がついたら5秒ごとに「凄い!、凄い!」って言ってましたよ。
そして某有名楽器チェーン店へ!
店に入った瞬間、もうその場でくるくる回っちゃったよね。
どこ見て良いかわからないくらいたくさんのギターがあるんだもん。
僕の街の楽器店なんか、在庫ギターがすべて把握できるほど少ないからね。
それに比べ、ここはまさにギター博物館だよ…
入場料300円ぐらい払ってもいいわ。
もはや自力で探せないので、スタッフに聞きいろいろ出していただきました。
ポイントは3つ!
1: メイプルワンピースネックのいわゆる50sスタイルである事。
2: ネックはグロス塗装である事。
3: 色はサンバースト以外の単色。
今回予算は無視で出してもらいました。
あ、カスタムショップは買えないです…とだけ言っておきました。
(^_^;)さすがに手が出ません…
それを元に今回チョイスしたのは。
Squier Classic Vibe 50sStratocaster。
Fender Mexico VINTERA 50s Stratocaster。
FenderUSA Lincoln Brewster Stratocaster。
FenderUSA Limited Edition American Original 50s Stratocaster。
...の4本です。
まずこの章ではスクワイヤー(左)とフェンダーメキシコ(右)を紹介します。
Squier Classic Vibe 50sStratocaster。(左)
スクワイヤーの最上位モデル、クラシックヴァイブの50sのストラトです。
カラーはホワイトブロンドです。
クラシックヴァイブは数年前一旦姿を消したのですが、それはどうやら生産国が中国からインドネシアへ変わる時期であったのが原因だったのではと想像します。
その後、すぐさまインドネシア製として一気に出てきましたから。
その前から、アフィニティーシリーズや、ヴィンテージモディファイ(今はありません)などはインドネシアへ移っていたのですが、最上位であるクラシックヴァイブだけ中国でした。
というのも中国製の『造りが悪い...』は過去の話で、経験が長いだけあって熟練工もいるらしく、かなり質が上がっていたようです。
もちろん価格に応じてというところはあるのですが、少なくてもこの最上位モデルであるクラシックヴァイブに関して言えば、しっかりした造りのものが多い印象です。
このシールが貼られていた頃の物は良かったです。
それも全てインドネシアへ移行されました...
今回試奏した印象では、以前のクオリティとはまったく違ってしまいましたね...
材もアルダー材から、ポプラやパイン材に変わりましたからね。
仕方ありません。
材も人件費も高騰した現在、実売5万5千円という価格でギターを作れば当然のことと言えます。
ただ感動したのが、何とこのクラスでしっかりストラトの音がするんです。
はっきり言います!
下手なそのへんのストラトより音は良いです!
現在では色白のサテンフィニッシュのネックが往々する中、こちらは雰囲気の良い飴色のグロス仕上げのネックでビンテージ感が出ているのもグッドです!
ネックの状態もかなり良いです。
このクラスは当たり外れ率が多いのですが、言ってもクラシックヴァイブですから、しっかり吟味すれば素晴らしい逸品に出会えると思います。
初めての方が買う、最初のストラトとしては申し分ないギターだと思います。
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Fender Mexico VINTERA 50s Stratocaster。(右)
僕の大好きフェンダーメキシコのVINTERA(ヴィンテラ?)です。
メキシコもちょっと高くなっちゃったんですよね...
実売価格13万円ってのは、もはやかつてのハイエンド、もしくはUSAの領域です。
おそらく以前のClassicシリーズの後続だと思うのですが、実際に弾いてみるとちょっと感触が違いますね。
ネックのフィーリングはさすがにSquierより良いですね。
弾きやすいです。
サウンドですが、軽いというか高音域がかなり出ていますね。
フロントピックアップでもけっこう高いです。
サウンドに関して言えば以前のClassicシリーズとはまったく別物です。
ピックアップでしょうね…多分…
ピックアップは交換すれば良いのかもしれませんが、既に13万円ですからね…
断然Squierの方がストラトの音でしたね。
これは一緒に聴いていた店の人も同意見でした。
音だけならSquierの方がストラトですね…と。
うーん…
物としては悪くないですが、クオリティとしては昔7万円くらいだったそのままだけに、考えさせられますね…
この辺り、やっぱり同価格帯のジャパン製フェンダーに持っていかれちゃうのかなぁ…
ジャパン製、最近まったく試奏してないけど、意外にもその優秀さに感動しちゃうかもね。
昔のフェンダーを知っている人からすると、これからはなかなか逸品は出てこないんじゃないかなぁ…
と、いつか楽器屋のスタッフにも言われた事があります。
これからはさらにヴィンテージと言うか、中古市場が賑わうかもしれませんね…。
この2つを見て思うことは、これからどんどん『値を上げるか』、『質を落とすか』のどちらかになるのでしょうね…。