...と言う事で。

MAGOです。

 

ありがとうございます。

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昔、こういうことがあったのを思い出しました...

 

休日のある朝...

一本の電話がかかってきました。

 

「申し訳ない!至急東京駅に行ってくれない?」と会社からでした。

 

ある東京駅出発のツアーの添乗に急遽行って欲しいとの事です。

 

僕はそれがどこへいくツアーかも分からず、なんの資料も無く東京駅へ向かいました。

 

集合場所に到着すると、すでに大勢のお客様が固まっています。

「すみません...大変お待たせしました」

なんだか事情もわからない僕は、とりあえずお客様を待たせている事は分かっていたので、とにかく平謝りをしながら近づくと...

 

いきなり一人の男性が僕に掴みかかり、

「ふざけんな!このヤロウ!」と、僕を後ろへ突き飛ばしました。

僕は駅構内の床に倒れ込み体を強く打ちまして、一瞬何が起きたかわからなかったです。

 

どうやら、そのツアーに添乗する予定だった添乗員が、何故か来なかった(その時はまだ原因不明)ようで、お客様から緊急連絡に電話があってそれが発覚!

 

ところが、その日に東京駅に行ける人が僕しかいなかったようで...

 

休日の朝に、何もわからず向かった東京駅で、お客様にいきなり突き飛ばされ、そのツアー中ずっと僕は『遅刻した悪徳添乗員』として冷たい視線を浴びながらお客様と共にしたわけです。

 

これは正直、本当に辛かったです。

 

手ぶらで何の資料もなく、電話で聞いただけの行程をこなすのも大変でした。

 

もちろん中には事情を察し「誰かの代わりで来たんでしょ?」と優しく声をかけてくれた人もいて、それは涙が出るほどうれしかったです。

 

確かに。

お客様からすれば、僕は旅行会社を代表して来ているので、全てのトラブルの受け口は僕にあり仕方のない事なのです...

 

もちろんアンケートの添乗員評価点数は最低です。

それはそのまま旅行会社のデーターとして残ります。

悪徳添乗員MAGOとして・・・

 

結局は数値でしか評価されない世界です。

事情などデータ化されません。

 

二重の辛さでしたね・・・

 

 

辛いけど...

お弁当はおいしいなぁ...