ギター屋でバイト…PRS編
ギター屋でバイト!PRS編!・・・...と言う事で。ギター界に於いては、フェンダー派とギブソン派といういわゆる宗派がありまして…PRSってのは、その芸術性を強く推す印象で、その辺はやっぱりギブソンと近い気がします。その後、SEという派生モデルを登場させたのは大正解で、世界的にもPRSが一気に普及していく事になります。僕はこのPRSフロアーを“ギャラリー”と呼んでました。この頃はまだSEなんて2〜3種しかなかったんですよ。壁一面に吊るされたPRSのほとんどが60〜70万円の高級モデルばかりでしたから。来るお客様のほとんどは、美術品を鑑賞するように見学して帰っていくんです。入口で回れ右して帰る人も度々…やっぱりね、いくら話題になっているブランドとはいえ、50万円を超すギターはそう易々とは売れないんですよ。当時、その金額出すならフェンダーカスタムショップやギブソンヒスコレ買えましたからね…よっぽどでない限りそっちに行っちゃうでしょ。実際、そういったPRSの高級モデルが1日に何本売れるか?いやいや。僕のいた期間において、1ヶ月に2〜3本ってくらいの記憶です。修理の方が多かったです。( ´艸`)このフロアー単位で言えばはっきり言って赤字です。その後、インドネシア製SEの種類も増えて、やっと飛ぶように売れるようになるわけですが…やっぱりフェンダーやギブソンも然りで、そういった普及版に支えられているわけですね。結局、マイギアって、『憧れ…』よりも『親しみ』ですから。身の丈に合った物と一緒に成長していく。それが本当の自分らしさに繋がるのではないでしょうか…ドライブを楽しむのに高級車である必要ってないわけですが…一部には高級車でないと楽しめない人もいるんですよ。ただそれだけの事です。...と言う事で。まったくお客様とも触れ合えない高級サロンのような職場でした…そんなヒマな現場だったので、だいぶ何本もPRSが弾けてとても良い経験になりました。