1月1日に、いつものお正月を過ごしていますとこのブログに書いた数時間後に、大きな地震と翌日の飛行機の事故。とんでもないお正月になってしまいました。

 

自然のなすことだから、誰にも文句は言えないけれど、何もこのタイミングで地震が来なくてもいいのにと、意地悪な自然に恨み言を言っています。あと3日遅かったら、里帰りしていた家族は帰っていたでしょうに、たまたま帰省した時なんて、かわいそうすぎます。

 

明日は我が身かという日本の事情ですが、ニュースの解説を聞いていると、なるほど能登半島は元海底にあったものが、巨大地震で隆起したとか。今回の地震でもその続きのような隆起があったようです。

 

私の住む三重県も複雑なリアス式海岸があって、景色は素晴らしいけど、そのぶんなんか怖そうです。いい景色と温泉は、裏を返せば、自然の膨大なエネルギーで出来ているんですね。

 

前に書きましたように私は名古屋テアトロ合唱団に昨年の9月から入団して、椿姫の合唱の練習をしています。金山駅の近くにホテルを取って、一泊で月2回通っています。この合唱団は一年に一回の定期演奏会に主にイタリアオペラを上演しています。

 

昨年の演目は「ラ・ボエーム」で、演奏会を聴きに行ったら素晴らしかったので入団することにしました。二期会のような本格オペラではなく、演奏会形式でオケの伴奏で、全曲通した演奏をします。一昨日の土曜日は大府市役所の地下ホールで初めてのオケ合わせがありました。

 

CDをいつも聞いているので、メロディーは頭に入っていますが、生のオケの音がそばでなると、無条件に感動します。こんな経験ができる私は本当に幸せだとつくづく思いました。

 

2月後半のレッスンでは、マエストロの辻博之先生が指導にみえます。それまでもいろいろな先生方が指導に来てくださり、楽しくためになる話をしてくれます。19世紀前半のパリの街で繰り広げられる娼婦と貴族たちの恋愛模様ですが、世界史の一端を見るようで、いろいろ考えさせられます。

 

前の「ラ・ボエーム」のミミも、この椿姫のヴィオレッタも最後には結核で死んでいきますが、この時代結核はふつうにある病気のようで、隔離もされず暮らしていけるのが、いまの時代から見ると???ですね。

 

うちの薪ストーブは、毎日部屋を暖かくしてくれます。このストーブの余熱で、私は毛布も使わずに寝ています。

 

能登の人々に一日も早い安らぎの日が訪れますように、祈りながら…