連休の前半はいいお天気が続きましたね。今日もいいお天気です。風もさわやか、紫外線さえ気にならなかったら、ずっと外で過ごしたい気分です。
シランです。もとは檀家さんのお庭にあるのをもらってきて植えましたが、住職もあちこち移植してどんどん増えて今境内はシランでいっぱいです。
ジャーマンアイリスです。これもよく増えます。
私にとっては草取りシーズンの到来ですが、今の時期は蚊がいないので、全く楽です。汗もそれほどかかないので、外遊びの感覚でできます。
この頃はもっぱらエンジンを始動させて草刈機で刈っています。機械の重みが肩にはつらいけど、立ったままでできるので、膝も腰も楽です。
でも今日は、しゃがみこんで、ちょんちょんと草刈りガマで取りました。機械が掛けられないところもあるのです。手で取る時間は、静かな時間なので、うぐいすの声や鳥の声が聞こえ、これはこれで楽しい時間でした。特にうぐいすは、他所では聴くのですが、大蓮寺ではまだ聴こえなくて少し心配していました。大蓮寺担当のうぐいすは今年はどこへ行ったのかなと。しかし今日は裏山で鳴くのをしっかり聴けてうれしかったです。
去年、檀家の方からもらったのが縁で、宮川村のエアロ教室の生徒さんに教えてもらい栽培を始めた馬ブドウの新芽が元気よく出てきました。
馬ブドウは、かなり効用のある薬草で、本も出ています。万病に効くらしいです。私は今のところ病気はないのですが、夏場の水分補給に主人と共になんでいます。お風呂上りもこれを飲みます。夜飲んでもノンカフェインなので、安心です。
今日の草取りで、感心した草がありました。草に感心するとは変な話ですが。
エンドウ科の雑草で、正確な名前は知りませんが、シランなどの間にいっぱい生えてきて引き抜くのに大変です。しかしこの草、かわいいスイートピーのような花を咲かせ、茎には、さやえんどうのミニチュア版のような実をつけています。品種改良したらミニさやえんどうになりそうです。引き抜きながらも、この草が可愛くて、つい写真を撮りました。
それにしても自然の造形は美しいの一言です。もみじの若葉が朝日に輝いていますが、こんな美しい形に誰がデザインしたのでしょうか。花を見ても葉を見ても、自然の造形の可愛さ、巧みさ、繊細さ、人智の及ばない世界だと思います。
来月6月1日に地元のカフェで、6月9日に志摩市のお寺さんで仏教讃歌を交えたコンサートを開きます。そのプログラムに今回「いのち」という歌を入れました。「野の花の、小さな命にも、仏は宿る、朝影とともに来て、つつましい営みを与える、おなじように」という一番の歌詞です。今日、小さなエンドウ豆の草を引きながら、この歌を思い浮かべました。




