今日4月29日(日)午前10時から、大紀町の大平山でつつじ祭りがありました。今年はお天気は申し分ないのですが、ツツジが早く咲きすぎて、こんな景色になってしまいました。例年なら山全体が赤く染まっているんです。

大平山は、なだらかな山の斜面に、もともと自生のツツジがあったそうですが、それに町が手を加えて、どんどんツツジを植え、ツツジ山というちょっとした観光地にしました。うちの子供らがまだ小さい頃には、すでにこのお祭りがありました。子供と一緒に見に行った覚えがあります。

 

しかし、子供が大きくなると、自然に足が遠のき、長いこと行っていませんでした。しかも主人が寺の住職になると、土日は法事が多く、特にゴールデンウィークは連日法事で、なかなか見に行けません。

 

ところが、数年前から暇を見つけて行くようになりました。お茶を習っている孫が、このお祭りでのお茶会に出してもらうからです。私の小紋の着物を着て、お点前をするのを見るのはなんともうれしいことです。今年高校生になった孫は、前より少し体に肉がついて、着物姿もなじむように思いました。今日はおまけにこれ以上ないほどのいいお天気、緑の風が吹き抜けるあずまやの中でいただくお茶は、本当においしかったです。

 

このお祭りは、プログラムも沢山あって、お揃いの着物を着た踊りのグループや、フォークソングのデュオなどの演奏のほかに、牛乳早飲み大会もありました。

 

学年別の牛乳早飲み大会です。この子らは中学3年生と言っていました。

 

私は、商工会のお店でお寿司を買って帰りましたが、最後にはお餅まきがあるようです。

 

息子(副住職)は、ふだんは森林組合に勤めているので、今日はテントの中で木工教室をしていました。息子のお嫁さんはお茶会の手伝いと、今日は息子の一家は3人ともツツジ山です。

 

テレビでは、あちこちの行楽地に出掛ける人がたくさん出てきます。私たちはもう定年退職組の年齢だし、わざわざ混雑するこの時期に出掛ける必要はないのですが、でも普段とは違うことを何かしようと考えて、今日は断捨離というほどではないけれど、荷物のかたずけをしました。

 

風がさわやかなので何をしても気持ちがいいです。夏もこんなにさわやかだったらどんなに楽かと思いますが、それでは日本の夏になりませんよね。