《君偲ぶ夜》の照明
10月20日（木）12:05～12:45。
調布市文化会館たづくりの
エントランス・ロビーにて
『小さな小さな音楽会』があり、これが
たかこ・やぎりんバンド♪ のデビューでした。
木曜日、ゆかちゃんは
声楽専攻科でレッスン日のために
昼間のコンサートには出られません。
そこで、お友だちのアルパ奏者
藤枝貴子さんをやぎりんに紹介してくれて
たかこ・やぎりんバンド♪ の結成となりました。
このコンサートはもう200回以上の
歴史があります。それにしてもこのタイトル・・・
「小さすぎる」と思いませんか？
40分の演奏時間ですが
200人も集まるコンサートなので、
「小さな」は１回でもいいような・・・（笑い）
ステージのジョーゼット♪ 素敵ですねえ。
もちろんおしゃれな照明も♪♪
主催者（調布市文化振興財団）の
ご担当者が名付けた
コンサートのイメージ・タイトルは、
「南米のハーモニーが誘(いざな)う音の森」
このブログを何度もご覧になってイメージをつくり、
森を吹き抜ける風の雰囲気でジョーゼットを
吊るしたそうです。
無料のコンサートですがこれだけの
お心遣いをされて、本当に素晴らしい。
ロビーの奥では区役所の一部が業務中。
コンサートとは別の用件で
たづくりにいらした方々も含め、
自由通路にもなっているエントランスです。
ご担当者からは予め
「決して静かな場所ではないので、ご了承ください」
と連絡を受けていました。
コンサートは
震災以来 Duo QuenArpa が行なってきたように
《埴生の宿》から開始。
とくにMCなく、いきなり演奏しました。
自由通路とは思えないような
不思議なくらいの静寂でした。
16日の千葉市民会館大ホールを思い出しました。
「この会場がこんなに静かだったのは初めて・・・」
とはご担当者の驚き。
ご担当者からのお礼メールから・・・・
＞担当の私といたしましても、
＞エントランスの不思議な静けさから、
＞風が吹き抜けるような素敵なハーモニーまで、
＞楽しませていただきました。
クラシックのコンサートよりも静かな
ポピュラー音楽のお客様・・・
考えると不思議だなあ。
《埴生の宿》のアルパによる
オスティナート音形（繰り返し）によって
無意識のうちに
「耳澄ましモード」に入り込み、それは実は
「心開放モード」でもあるらしく、
アルパの天使的音色を経糸（たていと）に
ケーナの悪魔的音色を緯糸（よこいと）にした
音と風の不思議な織物が
開いた心の奥深くに届くらしいのです。
終演後着替えも終えて、
ご担当者とステージ前で立ち話をしていたら、
60歳くらいの女性が目に涙を浮かべて、でも
ちょっと笑顔で、
やぎりんに話しかけてくださいました。
貴子さんとは別れた後でした。
「こんなにいい音初めて聴きました。
アルパは初めてで、
ケーナは田中健で知っていましたが
こんな音じゃなかった。
わたし実は鬱なんです。音楽が好きで
こういうコンサートよく行くんですが、
つまらないものもありますよね。
今日はわたしのココに届いたんですよ♪
（みぞおちあたりを指して）
こういうこと初めてなんです。
すご～く良かったので、お知らせしたくて・・・」
涙を拭き拭き、
でも優しい笑顔で話してくださいました。
やぎりんの目にも涙がにじんでいました。
なお、たかこ・やぎりんバンド♪は、11月16日（水）～18日（金）の３日間
岩手県の被災地の仮設住宅や学校に
演奏に出かけます。現時点で
決まっている訪問地は、山田町、大槌町。
これは５月に Duo QuenArpa で訪問した場所です。
あのころは避難所への訪問でした。
今は仮設住宅へ移られた
被災者の方々から「また聴きたい」という
ご要望が届きました。
ゆかちゃんは、声楽研究生生活も残すところ
半年となり、かなり忙しく、この時期
連続した日程がとれません。
そこで、第三次被災地支援演奏を
たかこ・やぎりんバンド♪が担うことに。
ゆかちゃんが行けないので、今回は
「バラケーナルパ」。
被災地に演奏家を派遣するボランティア、
『愛とヒューマンのコンサート委員会』代表
今野強さんは、
「今回行けないゆかちゃんの気持ちをバラの花に
託して持って行こう」とおっしゃっています。
たかこ・やぎりんバンド♪が訪問する仮設住宅
集会所には、演奏のほかにバラの花束が届けられます。
Duo QuenArpa／たかこ・やぎりんバンド♪
被災地演奏旅費支援カンパのお振込先は
下記の通りです。
お力添え下さる方、よろしくお願いします。
カンパはすべて、
『愛とヒューマンのコンサート委員会』に
送られ、ご寄付された方々には
報告書と現地映像DVD-Rなどをお送りします。
郵便振込口座
００１８０－２－６１２１３５
八木倫明
通信欄に「被災地演奏支援」などと
お書きくださいますよう。
10月22日（土）午後7:00 デュオ・ケーナルパ の逗子公演。この日は
初の試みで、朗読とのコラボレーション。
宮澤賢治、葉 祥明、吉武祥子、
『天空の城ラピュタ』の台詞などがテキストです。
独特のケーナルパ・サウンドと
詩人や映画監督のメッセージとの融合が楽しみです。
http://ameblo.jp/duo-quenarpa/entry-11039036618.html
10月23日（日）は、アルパ／池山由香 と
グランドハープ／中村愛(めぐみ) の
ふたりによる珍しい、注目のコンサート。
http://ameblo.jp/duo-quenarpa/theme-10040281426.html
10月28日（金）は、デュオ・ケーナルパ 小平公演ですが、
これはなんと７月上旬に売切れです（150席）。
どうしてこんなに早く売れたのか？？？
先日主催者に訊いてきました。
これについては、
またのちほどこのブログにまとめます。
みなさまの応援に感謝します。