$Duo QuenArpa 公式ブログ(新)-桔梗とパンダちなみにパンダの体重は62g


やぎりんは、
近所の花屋さんで ききょう(桔梗)を買った。
漫画ファンには有名な『トキワ荘通り商店街』だ。
商店街とはいってもお店の4分の3は閉店している、
いわゆる「シャッター街」。

毎朝子育て地蔵尊にお参りに行くとき、
いつも顔を合わせるのが、花屋のおじさん。
今にも灯が消えそうなこの商店街で、唯一
元気に仕事をしている人だ。
あいさつするようになったが、花を買うことはなかった。
でもこの瀕死の商店街で元気に頑張っているおじさんを
応援したい気持ちはあった。

一輪咲いて、ほかに六、七個のつぼみのついた
桔梗が¥200。
あまり応援にはならないけれど、いつもあいさつだけで
素通りするよりはいいし、
凛とした一輪の桔梗に惹かれるものがあった。

「日当りの良いところで育てて下さい」と
注意書きがついているけど、事務所(プラネット・ワイ)には
日当りの良い窓辺はない。

事務所の作業デスクに置いて写真を撮ってみた。
花が青っぽく写っているけど、実際はもっと紫だ。

「ききょう」は、「帰郷」に通じる。
秋は、ふるさとを思う季節でもあるのだ。

《旅愁》というなつかしい歌を思い出した。
アメリカの歌なのに、日本語訳詞が見事で、
多くの日本人が「日本の歌」だと思っているのは
《埴生の宿》(英国の歌)とも似ている。

《旅愁》
♪更け行く秋の夜(よ) 旅の空の
わびしき思いに 一人悩む
こいしや故郷(ふるさと) 懐かし父母(ちちはは)
夢路にたどるは 故郷(さと)の家路
更け行く秋の夜 旅の空の
わびしき思いに 一人悩む

♫窓うつ嵐に 夢も破れ
遥(はる)けき彼方に こころ迷う
こいしや故郷 懐かし父母
思いに浮かぶは 杜(もり)の梢(こずえ)
窓うつ嵐に 夢も破れ
遥けき彼方に こころ迷う


故郷を離れて暮らす若者が、孤独感に耐えながら
世の荒波にもまれ、夢破れ、
故郷をそして父母を思う・・・

たとえ故郷を離れなくとも、人生の旅路の途中、とくに
人生が「秋」にさしかかったときに、
誰もがふと抱く思いかもしれない。

原題は、
“Dreaming Of Home And Mother”(家と母を夢見て)
というのだそうだ。

ふるさとを離れて暮らす人ならば、多少なりとも
この歌の心がわかるのではないだろうか。

桔梗を買って、なぜこの歌にイメージがつながったのか。

先日「秋らしい日本のいい歌ないかなあ」と
ゆかちゃんと話したとき、
たまたまこの歌が話題に出た。
じっくりと歌詞を見てみた。
なんだかジーンときてしまって、心の隅に残っていたんだね。

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10月2日(日)午後2時 立川公演は
チケットのこりは、34枚となりました。
前売券¥2000(安い!!
280席のホールです。
ドキドキお申し込みは、アミューたちかわ(042)526-1311
$Duo QuenArpa 公式ブログ(新)-立川小ホール


ドキドキ10月22日(土)午後7時の 逗子公演は、
朗読とのコラボレーションで、豊かなイメージが広がります。
http://ameblo.jp/duo-quenarpa/entry-11018196264.html

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訳詞が見事といえば(自分で言うのもなんですが)、
作詞家の湯川れい子さん、詩人・歌人の新井竹子さんも
賛辞をくださった、デュオ・ケーナルパの《広い河の岸辺》。

★湯川れい子さんの賛辞
デュオ・ケーナルパ、
なかなか良い組み合わせですね。
運命的な出逢いでしょうか。
《広い河の岸辺》の日本語も本当に良いですね。
長く歌い継がれていくでしょう。
         湯川れい子(音楽評論・作詞)

★新井竹子さんの賛辞
《広い河の岸辺》。やはりこの詩はいいです。
易しい表現でありながら、
人生というものを、愛というものを、
深くとらえています。
繰り返し聴きたい歌、繰り返し読みたい詩です。 
               新井竹子(歌人)

ドキドキ美しい人が歌う歌 The Water Is Wide
ブログを是非ご覧下さい。
10000件以上の動画がアップされている
超名曲です。
http://ameblo.jp/duo-quenarpa/entry-11022976174.html