CD支援のお願いデュオ・ケーナルパでは現在、このグループとして初のCD制作が進行中です。

ぼくらとしても初のCDですが、
もう一つ世界初のことがあります。

英語圏を中心に世界中で歌われている
スコットランド民謡の名曲
The Water Is Wide が、世界で初めての
日本語版が録音、リリースされるのです。

日本語タイトルを
《広い河の岸辺》としました。

このCD制作を、八木倫明の兄、八木文明が
自ら主宰する『葉っぱ塾』10周年の記念事業として
支援してくれることになり、
支援を呼びかける
32人もの呼びかけ人がさっそく集まってくださいました。

呼びかけ文書を掲載いたします。

ご協力いただける方は、八木倫明または
八木文明までご連絡くださいますようお願いいたします。

八木倫明アドレス
quena-yagirin@ac.auone-net.jp

八木文明アドレス
 happa-fy@dewa.or.jp

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葉っぱ塾10周年記念事業

デュオ・ケーナルパCD制作
ご支援のお願い。

 お元気でお過ごしでいらっしゃいますか。いつも「葉っぱ塾」を応援してくださってありがとうございます。このたびはお願いがあってご連絡を申し上げます。

私の弟でケーナ奏者の八木倫明と、アルパ(南米のハープ)奏者の池山由香が、「デュオ・ケーナルパ」というコンビを組んで活動しています。珍しい組み合わせの楽器に池山の歌を交えて、様々なジャンルの音楽を演奏し、楽しんでいただいています。彼らの音楽は国境を越え、歴史を飛び越えて、聴く人々の心に平和とやすらぎのメッセージを届けてくれています。

 このたび二人は「デュオ・ケーナルパ」として初のCD制作に取り組んでいます。完成はまだ少し先ですが、このたび有志によって「デュオ・ケーナルパCD制作を応援する会」を立ち上げました。多くのみなさまからのお力添えで、CD制作にかかる費用の一部を支援しようというものです。

 2000年に活動を始めた「葉っぱ塾」は、今年で10周年となります。この間「葉っぱ塾」は、様々な方々が山形のブナの森を訪れてくださることで成り立ってきました。それと同じように「デュオ・ケーナルパ」の音の森にも、いろいろな方々が集ってくださっています。その重なりは、私たち兄弟にとって、かけがえのない出会いをもたらしてくれています。10周年の節目に、そうした出会いの妙を「音の宝箱」という形で表現する取り組みを応援したいと考えています。

 誠に厚かましいお願いではありますが、趣旨にご賛同いただきお力添えくださいますようお願い申し上げます。                  (20108月 呼びかけ人代表 八木文明)
 

 

■協力金   1口 3000円(複数口歓迎)

CD完成の際、1口につき1枚のCDをお送りいたします。

※協力金以外のカンパも大いに歓迎いたします。

 

■目標金額   300,000円

 

■募集期間   2010年8月1日~2010年9月30日

 

■協力金受付口座  郵便振替口座 02420-5-19722

名義人 八木文明

納入の際には通信欄に「CD制作協力金」とご記入をお願いします。

■問合せ先:「葉っぱ塾」八木文明 
TEL/FAX 0238-84-1537
e-mail  happa-fy@dewa.or.jp

呼びかけ人 (五十音順)>

青木小百合(東京)  青山均(千葉)  井垣寿子(東京)  石川由美子(茨城) 上田健治(東京)  大澤貴代子(兵庫) 奥山真理子(三重) 螺澤智子(愛知)  筧美知子(千葉)  上村ひでみ(大阪) 川添英雄(埼玉)  木曽義尚(岐阜)木村寿行(東京)    澤田怜子(東京)  シャープ茜(神奈川)菅原歓一(東京)  菅原元彦(埼玉)  菅原明子(埼玉)  菅原容子(宮城)  須藤泰一(山形)  千葉典子(福島)  戸室久美子(千葉) 延原幹英(福岡)  畑井馨(宮城)
畑井紀代子(宮城) 峯正江(神奈川)  峯沙織(神奈川)  森田秀巳(埼玉)  山下英世(東京)  吉原敦子(山形)  渡辺政成(埼玉)  八木文明(山形)  以上

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☆ごあいさつ

 プラネット・ワイという音楽事務所の制作面でのお手伝いをしていて、池山由香と僕が出会いました。パラグアイの民族楽器であるアルパ(インディアン・ハープ)を弾きながらクラシックの声楽の勉強もしているという、一人の中に異文化の音楽が共存している池山の生き方に共感し、一緒に演奏しようと僕から声をかけ練習し始めたのが去年の7月でした。アルパとケーナは南米の民族楽器であることは共通していますが、ジャンルも違えば、楽器の調性(key)も違うので、一緒に演奏されることは滅多にありません。親子ほど歳が離れているデュオも日本では珍しいですね。

 アルパの「弾き歌い」という、日本ではあまりお目にかかれない彼女の才能を花開かせ、多くの人に聴いていただいて共感を得られるようにと、日本ではまだ誰も歌っていない彼女の持ち歌が必要と考えました。そこにケーナが絡んで効果的な歌・・・《コンドルは飛んで行く》 と 《The Water Is Wide》を選びました。《コンドル・・・》には自作の歌詞をのせ、《The Water ・・・》では、世界初の日本語版を創りました。1オクターブの範囲しかない民謡らしく平易な、しかも美しく心にしみる旋律と歌詞で、きっと多くの日本人に受け入れられ歌っていただけるものと思います。

 皆さんのお気持をお寄せいただければ幸せです。(八木倫明)

 

 アルゼンチンから帰国してから13年、現地でおなじみの楽器であったケーナの音色を日本で聴くことはなかなかありませんでしたが、ひょんな機会に奏者の八木倫明さんに出会いました。素晴らしいプレイヤーであると同時に有能なマネージャーでもある八木さんと共に、明るく、優しく、そしてお客様が肩に力を入れずに気軽にお楽しみ頂ける音楽を求めて地道に演奏活動を続け、遂に、多くの皆様にご支持頂いたお陰でCDの収録にこぎつけることができました。様々な国の様々なジャンルの音楽を選曲し、聴きなじみのある曲や、そうでなくても口ずさみたくなる曲をいっぱいに詰め込みましたので、きっと永くお楽しみ頂けるCDが出来上がります。お手元にお届け出来ますよう、ご支援いただければ幸せです。よろしくお願い致します。(池山由香)

 

●コンドルは飛んで行く

 ペルーの作曲家、民俗音楽研究家ダニエル・アロミアス・ロブレス(1871-1942)の1916年の作のオペラ《コンドルカンキ》の序曲として書かれました。劣悪な労働条件で働くペルーの鉱山労働者たちが団結し、鉱山を牛耳るアメリカの資本家と闘うという、いわゆる労働組合運動の元祖を描いたオペラで、初演当時かなり話題となりましたが、支配階級(アメリカ)側から見ればかなり過激な内容のため上演禁止となり、歌詞がなく美しいメロディを持った序曲だけが民族音楽のように「歌い」継がれたのです。今ではこの曲に世界で4500種類の歌詞がつけられているそうです。

 

♪自由の風求めて ぼくの心に翼が 

小さな翼だけれど 飛び立つ勇気さえあればいい

人はひとりじゃ生きられず いつも誰かに

支えられて生きるぼくも 誰かを支えて生きている

自由の夢求めて きみの心に翼が 

小さな翼だけれど はばたく勇気さえあればいい 

                       (詞:八木倫明)

 

広い河の岸辺 【The Water Is Wide

 16世紀から歌われているというスコットランドの民謡です。向こう岸の見えない、広い河の岸辺に立って、この河を渡らなければ未来がないように思える。……でも行く先が見えず、渡り方もわからず、途方にくれることがあります。

そんなとき、二人乗りの小さなボートを一緒に漕いでいこう、と互いに言える関係が残っていたら、それは希望ではないでしょうか…

♪河は広く 渡れない

飛んで行く 翼もない 


もしも小舟が あるならば 


漕ぎ出そう ふたりで 



 

愛の始まりは 美しく 


優しく 花のよう 


時の流れに 色褪せて  


朝露と 消えていく  



 

ふたりの舟は 沈みかける 


愛の重さに 耐えきれず 


沈み方も 泳ぎ方も 


知らない このわたし 



 

河は広く 渡れない 


飛んで行く 翼もない 


もしも小舟が あるならば 


漕ぎ出そう ふたりで    (訳詞:八木倫明)